【2025年】BtoBおすすめMAツール比較11選!導入時に知っておきたい選定ポイント

MAツール(マーケティングオートメーション)は見込み顧客情報の管理、確度が高い顧客の抽出といったマーケティング活動をサポートします。リードナーチャリングやリードクオリフィケーションなどを自動化することで、購入意欲が高い見込み顧客リストを営業へ渡すことができ、業務の効率化が図れるようになりました。
便利な機能を搭載しているMAツールですが、導入には費用がかかるうえに「導入したけど使いこなせない」といった声も多いため、慎重に選ばなければなりません。
そこでこの記事ではBtoBビジネスをしている企業向けに、自社に合ったMAツールの比較ポイント、選び方、おすすめのMAツールを詳しく解説していきます。
- ▼この記事でわかること
- ・MAツールの基本概要とメリット
- ・MAツールの種類
- ・自社に最適なMAツールを選定するためのポイント
- ・MAツール11選
MAツール(マーケティングオートメーション)とは?
MAツール(マーケティングオートメーション)は、「見込み顧客の獲得に対して、効果的なマーケティング施策を行い、営業部門にパスするまでを効率的にサポートするツール」のことを指します。
手作業で行えば膨大な工数がかかるマーケティング・営業活動の工程を、その名の通り自動化・省力化することで、商談獲得数の増加につなげることができるのです。
MAツールを導入する3つのメリット
MAツールを導入すると、リードの可視化から営業連携、既存顧客の深耕まで、マーケティング・営業活動の生産性を大幅に向上できます。ここでは、MAツールを導入することで得られる効果・メリットについて解説します。
1.今まで受注できなかった商談を創出できる
MAツールを活用することで、見込み顧客の状況を数値化し、これまで興味・関心度合いが不明だった顧客を可視化することができるようになります。これにより、見込み顧客の関心度合いに合わせたアプローチを行うことができ、効率的に商談を獲得できるようになるのです。
2.営業活動のムダが減り生産性が上がる
MAツールで見込み顧客の育成やフォローを自動化することで、商談の可能性が高い顧客だけを営業が対応する形を作れます。優先順位が曖昧な状態で手当たり次第に追客していた状況を解消でき、営業は「今アプローチすべきリード」に集中できるようになります。
この分業体制が確立されることで、営業リソースの無駄が減り、商談化率や受注率の向上につながります。
3.獲得した見込み顧客情報が資産になる
MAツールには、顧客の属性や行動履歴、メール反応、過去の商談結果など、あらゆる情報を一元管理する機能があります。蓄積されたデータを基に、興味の高まりや再検討の兆しを読み取り、適切なタイミングでリーチすることができます。
過去に失注した企業が再び情報を収集し始めた瞬間にアプローチできたり、特定業界に対して個別の訴求で再び検討を促せたりと、継続的なコミュニケーションを行うための土台が整います。こうしたリード情報は長期的に活用できるため、企業の成長を支える資産として価値を生み続けます。
MAツールの主な5つのタイプと特徴
MAツールには、提供企業の特性や設計思想によって複数のタイプが存在します。ここでは、BtoB企業が比較検討するうえで特に重要となる5つのタイプを紹介します。それぞれの違いを理解することで、自社のマーケティング体制や規模に合ったツールを選びやすくなります。
1.国産型MAツール
日本のBtoB商習慣に合わせて設計されているのが国産型MAツールです。国内企業が扱いやすいシンプルなUIや、見込み顧客の管理、メール配信、スコアリングなど、必要な機能に焦点を置いている点が特徴です。日本企業特有の営業プロセスに適合しやすく、初めてMAツールを導入する企業や、複雑すぎる操作が負担になりやすい中小企業に向いています。
2.海外型MAツール
海外ベンダーが提供するMAツールは、機能の網羅性や拡張性の高さに強みがあります。マーケティングの自動化だけでなく、SEO対策や広告連携、SNS管理まで広範囲を一つのプラットフォームで実行できることが多く、海外でのマーケティング活動にも対応しやすい設計です。
デジタルマーケティングを幅広く強化したい企業や、大規模なリード数を扱う企業に適しています。
3.CRM・SFA一体型MAツール
MAとCRM、SFAが統合されているタイプは、マーケティングから営業活動、顧客管理までを一つのプラットフォームで管理できる点がメリットです。部門間でデータが分断されることがなく、営業担当者が顧客の行動履歴を確認しやすくなるため、スムーズな引き継ぎが可能です。
営業とマーケティングの連携を強化したい企業や、ツールを複数使い分ける運用コストを削減したい企業に向いています。
4.営業連携型MAツール
営業活動との連動を強化することを目的としたMAツールは、育成したリードを適切なタイミングで営業へ渡せるよう、スコアリングやアラート機能が充実しています。営業担当者が過去の行動履歴を簡単に確認できるなど、商談化の精度を高める仕組みが整っているため、インサイドセールスとフィールドセールスの連携を強化したい企業に向いています。
営業成果を最大化するための仕組みづくりを重視する組織に最適です。
5.中規模〜大企業向けの高機能MAツール
高機能型のMAツールは、大量のリード管理や複数チャネルの同時運用を前提とした設計がされており、詳細なスコアリング、精緻なセグメンテーション、AIを活用した分析など、高度な運用ができる点が特徴です。
専門チームで運用することを想定しているため、デジタルマーケティングを本格的に推進したい大企業や、マーケティング領域を広範囲に管理したい企業に向いています。
MAツールを比較する際の5つのポイント
数多くのMAツールの中から自社に最適なものを選ぶためには、いくつかの重要な比較軸があります。ここでは、多くのBtoB企業が導入前に必ず検討すべき5つのポイントについて解説します。
1.費用
MAツールは、初期費用や月額費用、保有リード数やメール配信数による変動など、料金体系に大きな違いがあります。低価格から始められるツールもあれば、導入コストが高い代わりに高度な機能を持つツールもあります。
費用の安さだけで判断すると運用に必要な機能が不足する場合もあるため、自社のマーケティング活動に必要な機能と投資対効果を踏まえて検討することが重要です。
2.導入規模
保有するリード数、月間のアクセス数、マーケティング体制の規模などによって、適したMAツールは変わります。中小規模の企業では、必要最低限の機能が揃ったシンプルなツールで十分なケースが多い一方、大規模な企業や大量のリードを扱う場合は、高度な分析機能や複数チャネルの一元管理が必要になることがあります。
自社の規模と将来的な運用体制を考慮しながら選ぶことが大切です。
3.サポート体制
MAツールは導入後の運用が成果を左右するため、ベンダーのサポート体制も重要な比較ポイントです。操作レクチャーやオンボーディングが手厚いツールは、担当者のスキルに依存せず運用を軌道に乗せやすい傾向があります。
一方で、オンラインマニュアル中心のサポートのみという場合もあり、社内にマーケティング担当者が少ない企業では運用が難しくなる可能性があります。サポートの範囲や質は事前に確認しておくことが欠かせません。
4.機能
MAツールの機能は製品ごとに大きく異なり、スコアリング、メール配信、フォーム作成、セグメント、ABM機能など、必要な機能の有無によって運用のしやすさが大きく変わります。自社が重視するのが新規リードの獲得なのか、既存リードの育成なのか、営業連携なのかによっても、必要な機能は変わります。
目的と施策に合った機能が揃っているかどうかを見極めることが重要です。
5.他ツールとの連携
BtoB企業の場合、育成したリードを確度の高いタイミングで営業に引き渡せるかどうかが成果に直結します。そのため、CRMやSFAとの連携がスムーズなMAツールほど、商談化率の改善や営業との連携強化に効果を発揮します。
特に主要SFAとの連携性や、営業が顧客の行動履歴を確認しやすい仕組みが整っているかは、重要な比較要素になります。
【企業規模別】おすすめMAツール早見表
| List Finder | 国産ツールで、操作がシンプルかつ導入支援やサポート体制が手厚い点が特徴です。リード数がまだ少なく、まずはMAツールをスモールスタートしたい中小企業に向いています。 |
|---|---|
| Kairos3 | MAとSFAが一体化されており、営業・マーケティング連携を強化したい企業に適しています。中規模からでも導入しやすく、部門横断でデータを活用したい場合におすすめです。 |
| BowNow | 初心者でも使いやすく、導入ハードルが非常に低いのが魅力です。リード数が少なめ、予算・リソースの余裕があまりない企業に最適です。 |
| GENIEE MA | 国産でBtoB・BtoC両方に対応可能な機能を備えており、広告連携やオンオフライン施策の統合を検討している企業に適しています。 |
| b‑dash | 大量のリードや複数チャネルを管理したい企業向けに、データ連携やCDP的な機能を備えたツールです。マーケティング体制が一定規模あり、運用体制を整えられる企業におすすめです。 |
| SATORI | ABMを強化したいBtoB企業向けに、リードジェネレーションや企業単位での分析に優れたタイプです。 |
| HubSpot Marketing Hub | 海外製ながらCRM/MA/SFAを一気通貫で提供しており、グローバル展開や複数チャネルを統合管理したい企業に向いています。 |
| SHANON MARKETING PLATFORM | オンライン・オフライン問わずキャンペーン・イベントを横断して管理したい企業、展示会・セミナー・Webを組み合わせたプロモーションを行う企業におすすめです。 |
| Marketing Cloud Account Engagement | Salesforceとの連携がスムーズで、すでにSalesforceを活用している大企業・エンタープライズ向けに最適です。 |
| Adobe Marketo Engage | 高機能なMAツールで、BtoB・BtoCを問わず大量リードと複数チャネル・高度な分析を行いたい企業に適しています。 |
| Oracle Eloqua Marketing Automation | 海外大手ベンダーの高機能ツールで、特にグローバル展開している企業や多拠点運用・複雑なマーケティング構造を持つ企業に向いています。 |
日本で使われているBtoB向け人気MAツール11選
ここからはBtoB向けMAツールを、規模別で費用やサポート、機能などで比較していきます。
自社に合わせてスモールスタートが切れる!中小企業向けMAツール
まずは、中小企業でも導入しやすい価格帯のMAツールを紹介していきましょう。
List Finder
国産MAツールの「List Finder」は、株式会社Innovation X Solutionsが提供するサービスです。海外製MAツールは多機能かつ日本人には使いづらいという声もありますが、「List Finder」は日本のBtoB企業にとって必要な機能を搭載しながらシンプルで使いやすく、初めて導入するMAツールにぴったりです。
- 【List Finderの概要一覧】
- ・導入実績:1,800社以上
- ・無料トライアル:あり
- ・費用:月額45,000円~
- ・初期費用:100,000円
- ・サポート:導入時からコンサルが無料サポート。運用代行サービスあり
- ・連携サービス:Sansan、Salesforce
- ・主な機能:アクセス解析、メール配信、フォーム作成、スコアリングなど
提供会社:株式会社Innovation X Solutions
URL:https://promote.list-finder.jp/
Kairos3
「Kairos3」は、カイロスマーケティング株式会社が提供するMAツールです。SFAまで搭載しておりマーケティング部門と営業部門のアプローチ履歴を一括でまとめられます。保有リード(メールアドレス数)・月間PV数・メール送信数で価格が決まるため、保有リードが少ない企業・業界でも導入しやすいツールです。
- 【Kairos3の概要一覧】
- ・サポート:ヘルプページ、電話、専任スタッフによるサポート
- ・連携サービス:Zoom、Sansan、Salesforce
- ・主な機能:リード管理、メール配信、フォーム作成、スコアリングなど
提供会社:カイロスマーケティング株式会社
URL:https://www.kairosmarketing.net/marketing-automation
BowNow
「BowNow」は、クラウドサーカス株式会社が提供するMAツールです。導入支援実績から導き出された「ABMテンプレート機能」が使えます。
- 【BowNowの概要一覧】
- ・導入実績:14,000社以上
- ・無料トライアル:あり
- ・費用:月額36,000円~
- ・サポート:勉強会、動画、1to1サポート(利用プランにより異なる)
- ・連携サービス:Salesforce、kintone(利用プランにより異なる)
- ・主な機能:ABMテンプレート機能、ホットリスト自動抽出、追客サポート機能など
提供会社:クラウドサーカス株式会社
URL:https://bow-now.jp/
GENIEE MA
「GENIEE MA」は株式会社ジーニーが提供するBtoB・BtoCの両方に対応可能な国産MAツールです。すでに認知済みの見込み顧客への販売促進機能、オン・オフラインで獲得したリード情報の管理、広告と連携した集客機能などを通じてマーケティング活動を支援します。
- 【GENIEE MAの概要一覧】
- ・無料トライアル:あり
- ・サポート:オンラインサポートは無料
- ・連携サービス:未掲載
- ・主な機能:カスタマー管理、フォーム作成、スコアリングなど
提供会社:株式会社ジーニー
URL:https://ma-jin.jp/
b-dash
株式会社データXが提供するMAツール「b-dash」は、大手企業〜急成長中のベンチャー企業に導入されています。データ連携〜抽出までの工程を一括でできる『Data Palette』が搭載されているため、専門知識が無くても簡単にデータマーケティングを実現できるツールです。
- 【b-dashの概要一覧】
- ・導入実績:1,200社以上
- ・サポート:カスタマー担当による初期構築あり
- ・連携サービス:LINE
- ・主な機能:データパレット(CDP)、メール配信、Web接客など
提供会社:株式会社データX
URL:https://bdash-marketing.com/
保有リードが多く、多機能を求める大企業向けMAツール
次は、多数のリードを保有している、あるいは大規模なマーケティング施策をするなど、大企業向けのMAツールを紹介していきます。
SATORI
「SATORI」はSATORI株式会社が提供するBtoB向けMAツールです。リードジェネレーション機能が特長で、実名リードだけでなく匿名リードのデータも管理・蓄積、アプローチまでできます。
- 【SATORIの概要一覧】
- ・導入実績:1,500社以上
- ・費用:月額148,000円
- ・初期費用:300,000円
- ・サポート:FAQ、活用支援サイト
- ・連携サービス:SalesCrowd、kintone、Sansan
- ・主な機能:アクセス企業リスト、セグメント、ポップアップ表示など
提供会社:SATORI株式会社
URL:https://satori.marketing/
Hubspot Marketing Hub
「Marketing Hub」は外資系企業HubSpot Japan株式会社が提供するMAツールです。営業支援ツールの「Sales Hub」とカスタマーサービス支援ツールの「Service Hub」などの同社ツールとシームレスに連携できます。「Marketing Hub」は広告管理、SNS管理のほかに、他社より検索上位を目指すためのSEO施策を支援する機能も搭載されています。
- 【Marketing Hubの概要一覧】
- ・導入実績:194,000社以上
- ・無料トライアル:あり
- ・費用:月額96,000円~
- ・初期費用:未掲載
- ・サポート:Webチャット、メール、電話(利用プランにより異なる)
- ・連携サービス:Salesforce
- ・主な機能:フォーム作成、Webチャットなど
提供会社:HubSpot Japan株式会社
URL:https://www.hubspot.jp/products/marketing?hubs_content=www.hubspot.jp&hubs_content-cta=homepage-marketing
SHANON MARKETING PLATFORM
株式会社シャノンが運営する「SHANON MARKETING PLATFORM」はオンラインとオフラインのマルチチャネル・キャンペーンを一括で管理できるMAツールです。セミナーや展示会などのイベントでは、Webフォームの作成・メール集客・受付・来場者の情報管理などに担当者は追われがちですが、「SHANON MARKETING PLATFORM」ではこれらを全てツール上で行い、円滑なイベント運営をサポートします。
- 【SHANON MARKETING PLATFORMの概要一覧】
- ・費用:月額120,000円~
- ・サポート:電話、メール、画面共有、オンラインチャット
- ・連携サービス:MotionBoard、Salesforce、kintoneなど
- ・主な機能:リード管理、セグメンテーション、動画管理など
提供会社:株式会社シャノン
URL:https://www.shanon.co.jp/products/
Marketing Cloud Account Engagement
「Marketing Cloud Account Engagement」は株式会社セールスフォース・ジャパン社が提供するMAツールです。世界中で使われているSalesforceとシームレスに連携ができるところが最大の特徴です。SFAやCRMまでをセールスフォース・ジャパン社製品で統一できます。マーケティング部門から営業部門へのスムーズな引継ぎに最適です。
- 【Marketing Cloud Account Engagementの概要一覧】
- ・無料トライアル:あり
- ・費用:月額180,000円~
- ・サポート:サポートサイト、チャット、有人サポート(利用プランにより異なる)
- ・連携サービス:Salesforce Data Cloud
- ・主な機能:見込み顧客の管理、スコアリング、メール配信など
提供会社:株式会社セールスフォース・ジャパン
URL:https://www.Salesforce.com/jp/products/marketing-cloud/marketing-automation/
Adobe Marketo Engage
「Adobe Marketo Engage」はアドビ株式会社が提供しているMAツールで、BtoB・BtoCどちらも対応可能です。MAツールはメール配信結果やWeb解析などを自動で行いますが、結果を分析するのはマーケターの仕事でした。しかしAdobe Marketo EngageはAIによる学習・予測機能を搭載しているため、ホットリードやROIが高いマーケティングチャネルを抽出してくれます。
- 【Adobe Marketo Engageの概要一覧】
- ・サポート:サポートサイト(プランによりコンサルティングあり)
- ・連携サービス:Salesforce、Microsoft Dynamics CRMなど
- ・主な機能:ターゲットアカウント管理、セグメンテーションなど
提供会社:アドビ株式会社
URL:https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html
Oracle Eloqua Marketing Automation
「Oracle Eloqua Marketing Automation」は、米国オラクル・コーポレーションの日本法人として設立された日本オラクル株式会社が提供しています。マーケティング担当者が直感的に操作できるUIを搭載していて、使いやすいMAツールです。
- 【Eloquaの概要一覧】
- ・サポート:アプリケーション内ガイダンス、実装をサポートする専任のエンジニア
- ・連携サービス:未掲載
- ・主な機能:キャンペーン作成、リード管理、アセット管理など
提供会社:日本オラクル株式会社
URL:https://www.oracle.com/jp/cx/marketing/automation/
MA活用時に押さえておくべきBtoBとBtoCの3つの違い
ここまでBtoB向けのMAツールを紹介してきました。では、BtoCとはどのような違いがあるのでしょうか。まず、BtoB向けかBtoC向けかで搭載されている機能が大きく異なります。
BtoB向けか、BtoC向けか、それとも両方を網羅するMAツールを選ぶかを考えるために、BtoBビジネスとBtoCビジネスの違いを把握しておきましょう。

1.リードの数と性質の違い
BtoBはBtoCと比較して、マーケティング活動(主にリードナーチャリング)の対象となるリードの件数が少ない場合が多いです。BtoBは一度導入・購買されると一企業からリピートされる傾向にありますが、対するBtoCはリピート客だけでなく一度しか購入しない顧客も多く存在します。
事業の規模やマーケティング投資の金額、リードの獲得施策によっても変わりますが、一般的には「BtoBのほうが、少ないリードに対してマーケティング活動を行う必要がある」というのがひとつの特徴です。
2.アプローチ方法とコミュニケーションの違い
BtoBの場合、有望な見込み顧客を発見した際には、営業による電話でのアプローチ・商談などが基本になります。一方、相対的に数が多いBtoCの場合、最終的に抽出した有望顧客に対して取る手段は、キャンペーンメールやパーソナライズ広告などでメッセージをしたり、店舗での接客が基本です。
最終的なアプローチについて、BtoBの場合は1対1、BtoCは1対多数で行われることが多くなります。
3.購買プロセスと意思決定の違い
BtoBの購買は、検討から導入までに数カ月から数年かかることも珍しくありません。担当者、管理職、経営層など複数の関係者が意思決定に関わるため、長期的なナーチャリングと精緻な情報提供が必要です。
これに対してBtoCは、商品によって差はあるものの、検討から購買までの期間が短く、意思決定に関わる人数も少ないことが一般的です。この構造の違いは、MAツールに求められる育成機能や、接点管理の深さに直接影響します。
自社に最適なMAツールを選ぶための4つのポイント
MAツールは機能や価格の幅が広く、選び方を誤ると「使いこなせない」「成果が出ない」といった問題が起きやすくなります。導入後のミスマッチを避けるためには、いくつかの重要な視点を押さえた上で比較検討する必要があります。ここでは、BtoB企業が導入前に確認しておきたい選び方のポイントを紹介します。
1.自社のKPIと購買プロセスに合っているか
まず重要なのは、MAツールが自社の営業プロセスや購買プロセスに適した仕様になっているかどうかです。たとえば、商談化率の向上を目標にする場合はスコアリングや営業への引き渡し機能が重要になり、リード獲得を強化したい場合はフォーム作成やキャンペーン管理の機能が必要になります。
自社のKPIと導入目的に照らして、ツールの設計思想が一致しているかを確認することが欠かせません。
2.営業とマーケティングの連携体制が整えられるか
MAツールはマーケティング部門だけで完結するものではなく、育成したリードを営業にスムーズに引き渡せるかどうかが成果を大きく左右します。営業がツール上の情報を活用できる環境があるか、行動履歴や温度感を把握しやすいか、部門間で共通の評価基準を持てるかといった点も選定時に考慮が必要です。
ツールそのものの機能だけでなく、社内の運用体制で活用できるかどうかを見極めることが大切です。
3.運用できる人材・リソースが確保できるか
MAツールは導入して終わりではなく、運用し続けて初めて成果につながります。メールやシナリオの設定、スコアリングの改善、データ分析など、日々の運用には一定のスキルと工数が必要になります。
専門担当者を置けるのか、業務の一部を外部に委託するのか、社内のリソースでどこまで担えるのかなど、運用体制を事前に明確にしておくことが失敗を防ぐポイントになります。
4.初期費用だけでなく運用コストまで含めて判断
MAツールの価格は初期費用や月額費用のほか、保有リード数やメール配信数によって変動する場合があります。導入時に必要なコストだけを見るのではなく、運用を続けた場合にどれくらいの費用が発生するのかを把握しておくことが重要です。
また、運用を効率化するためのオプション費用やサポート費用がかかるツールもあるため、トータルコストで比較することが導入後の後悔を避けるためのポイントになります。
まとめ|導入目的を明確にし、自社に最適なMAツールを選ぼう
MAツールは、多くの企業が導入を進める一方で、選び方を誤ると「使いこなせない」「成果につながらない」といった課題が生まれやすいツールでもあります。だからこそ、比較検討の際には、自社が解決したい課題や達成したいKPIを明確にし、それに必要な機能が整っているかどうかを確かめることが何よりも重要です。
さらに、営業との連携体制や運用に割けるリソース、長期的なコストなども総合的に整理したうえで選定すると、導入後のミスマッチを避けやすくなります。目的に合ったMAツールを適切に選び、運用の仕組みを整えることができれば、商談創出から売上向上まで、確かな成果につながるマーケティング基盤を構築できます。
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