動画マーケティングの新潮流!インタラクティブ動画とは?
近年、数あるマーケティング施策の中でも「動画マーケティング」が有効であると注目を集めています。さまざまな動画マーケティングの手法があるなかでも、今回は、動画マーケティングの新潮流と言われているインタラクティブ動画をご紹介します。
インタラクティブ動画とは?
「インタラクティブ」とは双方向という意味を持っています。すなわち、「インタラクティブ動画」とは、「双方的な動画」です。
情報の送り手から受け手へ、一方的な情報提供ではなく、受け手もアクションすることで双方的なやり取りを行うことで、ユーザーは「視聴者」ではなく、「参加者」となります。それによって、動画に対して深く共感することができます。そのため、一般的な受動的な動画と比較して、視聴率やクリック率が高くなる傾向にあります。
また、形式も視聴者が楽しめるものが多く、ゲーム形式やストーリー形式、動画プロモーションなど、さまざまなものがあります。
インタラクティブ動画で使用される主なアクション
インタラクティブ動画では、主に下記のアクションが使用されます。
- ・選択肢の提示
- ストーリー形式の動画において、分岐点で選択肢を表示させることにより、視聴者をより動画に引き込む効果があります。
- 外部リンクへの誘導
- 動画内に出てくる商品にボタンを表示させ、購入ページや、詳細情報のリンクに誘導します。ちなみに、ボタンの部分は吹き出しやメモ、などさまざまあり、見て楽しめるものになっています。
- ・補足情報の表示
- 動画に関連する地図や、グラフを表示させることができます。
インタラクティブ動画は、一般消費者向けだけではなく企業向けの動画でも活用されることがあります。例えば、動画の中にテキストや画像を追加し、商品詳細ページや、事例のダウンロード、資料請求のページと連動したり、遷移させることなどが行われています。
インタラクティブ動画のメリット
これらのアクションがあることで、通常の動画と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、いくつか代表的なメリットをご紹介します。
ユーザーが主体的になる
通常の動画を閲覧するとき、ユーザーはどうしても「一方通行的に流される情報を受動的に受け取る」という形になりがちです。
しかし、インタラクティブ動画であれば、ユーザの行動によって動画が変化するといったような、双方向的なコミュニケーションが可能になります。そのため、ユーザーは動画の閲覧に対して能動的になります。
それによって、「ただ動画を観る」よりも、よりユーザーの記憶に残りやすくなるのです。
ユーザーに適切なコンテンツを提供できる
動画の中に出てきた選択肢やアイコンをクリックすることで、用語の説明を表示させたりキャンペーンページに遷移させたりすることができるようになります。そのため、通常の動画であれば「観て終わり」であるところを、例えば「気になったからすぐにキャンペーンページを観る」というような行動に移してもらうことも可能になるのです。
インタラクティブ動画を有効活用するためには?
インタラクティブ動画は、視聴者により深く動画を楽しんでもらえるため、視聴者の興味を喚起、持続させるだけでなく、視聴者の行動を喚起することができます。
そのため、ターゲットを絞ることが重要です。ターゲットはできるだけ細かく分類した方が良いでしょう。年齢・性別・思想・居住地域・価値観などからターゲットを設定し、その人にとって有用な動画のテーマを決めましょう。
BtoB企業で活用するならば、例えば商材PR動画で視聴者が体験している感覚になれるような動画などがオススメです。動画を通じてその商材を体験した気分になるので、興味喚起につながり、資料請求や商談の機会が増える可能性があります。
また、視聴者の興味行動を喚起することができれば、資料請求や、該当ページに遷移することも多くなるかもしれません。
さいごに
いかがでしたでしょうか。インタラクティブ動画は視聴者の興味関心を喚起しやすい動画マーケティング手法です。BtoB企業でも、新しい動画マーケティングを実施したい方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。