問題解決能力とは?高い人の特徴や解決までの3ステップを解説
問題解決能力とは、「起こっている問題を分析して問題の原因を可能な限り洗い出し、自分にも対応可能な程度の解決案を作って、問題を解決に導く能力」のことです。
営業やマーケティングの仕事に携わっていれば、必ずと言っていいほど何らかの問題にぶつかることがあるでしょう。今月の売上目標に届かなそうだったり、集客施策がうまくいっていないなど、ビジネスの場には様々な問題があります。
このような問題はその都度解決する必要がありますが、ついつい後回しにしてさらに問題が大きくなって困った経験はありませんか?
今回は、一つ一つの問題をしっかりと解決できる、「問題解決能力が高い人」の特徴について説明します。また最後に、問題解決に取り組む3ステップを紹介しますので、同じような失敗を繰り返したくない方は、ぜひ一度読んでみてください。
「問題解決能力」とは?
そもそも問題解決能力とは、「起こっている問題を分析して問題の原因を可能な限り洗い出し、自分にも対応可能な程度の解決案を作って、問題を解決に導く能力」のことです。発生している状況をそのまま見るだけでは、とても解決しそうになく見える問題も、分析をして原因を細分化していくことで、解決の糸口が見えることもあります。
また、自分では解決できないけれど、「この人なら解決できる」という問題もあります。「自力でできるか」「支援を仰ぐか」といった点も早めに見極め、支援を頼むように調整する能力も問題解決能力の一部といっていいでしょう。
問題解決能力が高い人ってどんな人?
問題解決能力が高い人の特徴を挙げると以下のようになります。
- ・問題に対して客観的に向き合い、本質を見極められる
- ・問題の影響範囲を適切に把握し、潜在的な問題も含めて解決する
- ・問題の原因と解決策から、適切なリソースの確保ができる
- 問題に対して客観的に向き合い、本質を見極められる
- 問題を解決するには、まずはその問題を正しく認識する必要があります。思い込みをいったん頭から外して、ニュートラルな姿勢で問題の把握に努められる人は、問題解決の道筋に無駄がなく問題解決までの時間が早いことが特徴です。
- 問題の影響範囲を適切に把握し、潜在的な問題も含めて解決する
- また、問題から原因を探って、過不足なく原因を特定して漏れがないという人も、問題解決能力が高いといえます。問題の原因分析が浅いと、その問題の影響範囲を見誤り、結果的に後戻り工数が発生する可能性もあります。原因分析をきちんと行える人は、このような無駄を発生させず、問題解決の時間を浪費しません。
- 問題の原因と解決策から、適切なリソースの確保ができる
- 問題の中に含まれる原因を切り出して対策を立てた結果、自分やチームの手に負える内容かは重要なポイントです。必要に応じて、有識者の支援や人員の増員など適切なリソースを確保できる人も、問題解決の能力が高い人といえるでしょう。
このように、問題に対して的確な分析をするだけではなく、対策までしっかりと段取りできる人は、問題解決能力が高いと認められ、仕事でも頼りにされて活躍する場面が多くなるでしょう。そのような人を見つけたら、その人の考え方や行動についてしっかり観察して、真似できるところは積極的に真まねることをお勧めします。素晴らしいお手本の真似をしているうちに、「自分もある程度問題解決ができるようになってきた」と感じるタイミングがあるはずです。
問題解決をするための3ステップ
それでは、身の回りにある問題を解決するために、明日から使える3ステップをご紹介します。
- 問題を正しく認識
- 問題を分析
- 解決策を立案
まずは、情報収集をしっかりして問題を正しく認識します。すぐにでも解決したいという焦りや気持ちが強いと、問題を正しく認識できなくなることもあるため、特に注意して客観的な視点を持つように意識しましょう。問題の認識が正しいかどうかは、複数の人間で議論をしておくと安心ですね。
問題を正しく認識できたら、今後はその問題を分析します。このとき、問題の原因が複数含まれていると思われる場合は、分かる限り原因を切り出していきましょう。単純ではない問題の場合、原因がいくつも見られることも珍しくありません。漏れのないようにしっかりと見極めていくことが重要です。
最後に、解決策を立案していきます。解決策を考えるときは、投入できる人員を見積もり、現在のチームや自分自身のみで解決できるかどうかを見極めましょう。人が足りない場合は、交渉して人を借りてきたり、他部署に支援を要請したりしてリソースの確保まで責任をもって行うことが重要です。
また、問題の解決策は、いつまでに終わらないといけないかという期限も明確にするよう意識してください。「いつ」「どこで」「だれが」その解決案を担当するのかしっかりと決めると、後は各担当ががんばって解決策をすすめるだけです。
さいごに
問題解決能力についてご紹介しました。「問題解決能力とは何なのか」という部分の説明と、問題解決能力が高い人の特徴を把握することで、「問題解決は何をしなければならないか」ということが明確になったのではないでしょうか。
問題を解決する過程において、問題の本質をとらえて原因を明確化する能力、問題を整理した後に解決に動く行動力。そして、「手持ちのリソースでどこまでできるか」「何ができないか」を明確に見分けて必要なリソースをアサインする力がある人は、問題解決能力が高い人といえるでしょう。
また、最後にご紹介した問題解決の3ステップは、あらゆる場面で利用できる問題解決方法なので、ぜひ覚えて実践してみてくださいね。
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