テレアポ、展示会...アウトバウンドマーケティングの手法とは?

突然ですが、あなたはアウトバウンドマーケティングについてご存知ですか? アウトバウンドマーケティングは、不特定多数の人に対して一気に情報を発信することができるため、短期で成果をあげたいときに有効です。
今回は、アウトバウンドマーケティングで多くの顧客に情報発信する手法はどのようなものがあるのか、その種類とメリットをご紹介します。
アウトバウンドマーケティングとは
アウトバウンドマーケティングとは、ターゲットに対してダイレクトメールや広告、展示会、テレアポなどの手法で、売り手から顧客にアプローチを行うマーケティング施策のことをいいます。
アウトバウンドマーケティングの手法とメリットとは
では、アウトバウンドマーケティングの代表的施策である、ダイレクトメール、広告、展示会、テレアポの特徴をご紹介をしていきます。
1、ダイレクトメール
ダイレクトメールには、郵便、FAX、Eメールなどがあり、いずれかの手段を用いて、企業が顧客に対して情報を送ります。以前は、多くの企業が郵便やFAXを活用していましたが、現在ではEメールを活用する企業が増えています。
今回はダイレクトメールの中で、最も利用されているEメールのメリットをご紹介します。
- <Eメールのメリット>
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- ・比較的低コスト
- ・大量のメールを一斉に送信できる
- ・メールのリンクにパラメータを付与することで、クリック率などの効果を計測できる
- ・受信者に価値のある情報を提供することで、見込み顧客の育成ができる
2、広告
広告には、新聞広告、雑誌広告、テレビ広告、インターネット広告などさまざまな種類があります。広告の役割は、
- ①「広く社会に情報を知らせること」
- ②「情報を魅力的に伝えて人々の関心を引きつけること」
- ③「経済を活性化させたり、生活を豊かにすること」
の3つがあげられます。広告は、企業のマーケティング活動の一環にもなります。今回は、広告の中でも活用頻度が上昇傾向にある「インターネット広告」のメリットをご紹介します。
- <インターネット広告のメリット>
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- ・パソコン、スマートフォン、携帯電話と、多くの人に見てもらえる
- ・ホームページからの購入や問い合わせに繋がりやすい
- ・顧客の行動を計測できる
3、 展示会
展示会はテーマ(たとえばIT製品、ギフト系など)ごとに、企業が集まって製品などを紹介します。展示会の目的は、主に以下の3つになります。
- ①受注を獲得すること
- ②見込み顧客(リード)の獲得
- ③会社名や製品の認知度をあげること
- <展示会のメリット>
- ・一度に多くの見込み顧客と会うことができる
- ・ターゲットが絞り込まれているため、見込み顧客を発掘しやすい
- ・顧客と直接会うことができ、会話ができる
4、テレアポ
テレアポとは、テレフォンアポインターの略で、営業電話をかけることです。製品やサービスを知らない顧客に販売したり、商談のアポイントをとるために、電話をかけていきます。テレアポは、アウトバウンドとインバウンドの2種類の方法があります。
アウトバウンドでは、リストを元に電話をかけて製品やサービスの案内を行い、契約や商談に繋げようとします。インバウンドはお客様からかかってきた電話に対して製品やサービスの案内を行い、必要であれば契約や商談に繋げます。インバウンドのほうが契約や商談につながる率は高いですが、そもそも電話がかかってこないと契約や商談につながらないため、アウトバウンド/インバウンドで担当を分けずに実施しているという企業も多いと思います。
- <テレアポのメリット>
- ・トークスクリプトを見ながら話せるため、未経験者でもスムーズにできる
- ・会社を認知していない、潜在顧客に営業ができる
- ・電話を切った後すぐに別のところに電話ができるため、訪問営業に比べて多くの営業をかけることができる
さいごに
いかがでしたでしょうか。 今回、さまざまなアウトバウンドマーケティングの紹介をしてきました。それぞれの特徴は理解できましたか?
インバウンドマーケティングは、顧客に情報提供をして有望な見込み顧客を発掘しますが、すぐに効果が出ないため時間をかけて取り組む必要があります。対してアウトバウンドマーケティングは、自社から見込み顧客に対してアプローチを行うため、多くの顧客に接触することができます。
効率という面で考えればインバウンドのほうが適した施策だとは思いますが、製品を認知してもらうためには、アウトバウンドマーケティングで顧客との接触回数を増やすことが大切なのではないでしょうか。特に展示会やテレアポも主流であるBtoBでは、アウトバウンド施策も上手く組み合わせていくことが重要です。
この記事が、あなたのこれからのアウトバウンドマーケティング施策に役に立てれば幸いに思います。