無料で使えるMAツールは?トライアル実施中の国産ツールもご紹介

マーケティングオートメーション(MA)を導入するときの検討材料のひとつが、機能やサポートはもちろんですが、コストがいくら必要なのかです。MAツールは数多く存在しますが、その価格はさまざま。ほとんどのMAツールは無料期間が付いていますが、中にはランニングコストが年間100万円を超える高額なものもあります。
またMAツールを初めて導入する会社によっては、効果を実感できないのにコストをかけられないというところもあるでしょう。そこでこの記事では、無料で使えるMAツールをご紹介します。
※2020年4月現在、この記事でご紹介していたMAツールのほとんどは提供を終了しており、現在無料で利用できるのは「Bownow」のみとなっております。
無料で使えるMAツール4つを紹介!
無料で使えるMAツールは次の4つです。
- Bownow
- Mautic
- Leadius
- salesautopilot
順番に見ていきましょう。
Bownow(機能制限あり)

Bownow(バウナウ)は、日本製のMAツールです。このMAツールの強みは、リストへのアプローチが自動で行えること。例えば、サイトにアクセスした企業を認識して、企業名や電話番号などを自動で表示することでリスト作成が簡単にとても簡単になります。
無料プランで使える機能には、このようなリードの管理や、スコアリング、アクセス解析があります。
しかし、無料プランではメール配信機能が使えないほか、企業のログは1ヶ月間しか保存できないなど、見込み顧客とのコミュニケーションを取るには機能が不十分です。そのため、無料プランで運用し続けるのは難しいでしょう。
Mautic(提供終了)

Mautic(マウティック)は、アメリカ発祥のMAツールです。数多く存在するMAツールの中でも唯一のOSS(オープンソースソフトウェア)で、日本語にも対応しています。
このMauticは、スコアリングや2,500までのリード管理機能、メールマーケティングなど無料でありながらMAツールに必要な機能のほとんどが使用できるものでした。
しかし、Mauticの無料版である「Mautic Cloud Free」は2018年12月15日に無料版の提供が終了しています。
Leadius(提供終了)

Leadius(リーディウス)もMautic同様、海外発祥の無料MAツールです。Mauticとは違い、サポート含め日本語には対応していません。
このMAツールも2,500までのリード管理や、メール作成・配信機能、LP・フォームの作成機能などMAツールとして必要な機能が無料で使えました。
しかし、Leadiusも2019年3月31日に無料版の提供が終了しています。
SalesAutoPilot(機能制限あり)

SalesAutoPilot(セールスオートパイロット)はハンガリーで開発されたMAツールです。日本語には非対応で、英語にのみ対応しています。
無料版でもリード数の制限はなく、メールマーケティングの機能は使用できます。
しかし、無料版はメール配信数が月400件まで、フォームや行動トラッキングの機能は別途有料となっています。そのため、MAツールとして必要な「見込み顧客のサイト来訪解析」ができないという大きなデメリットを抱えています。
無料MAツールはマーケティング活動するには機能として不十分
この記事では、無料で使えるMAツールについて情報をまとめました。
?MAツールには無料で使えるものも存在しますが、MAツールとして必要な機能が制限されていたり、無料提供が終了しています。そのため、無料でMAツールを使うのは難しいと考えられます。
もし、「まず無料でMAツールを使ってみたい」という担当者の方は、無料トライアルが付属しているMAツールを使ってみて、その良さを実感できてから有料版を使ってみてはいかがでしょうか。
無料トライアルを実施している有料のMAツール
ここでは、有料のMAツールでありながら、無料トライアルを実施できるMAツールを3つご紹介します。気になるものがあれば、トライアルを申し込んでみてはいかがでしょうか。
無料トライアルがあるMA1:List Finder

BtoB企業に特化して提供しており、シンプルで使い勝手のよいUIと、月額4万円台~利用可能というコストパフォーマンスが大きな特長のMAツールです。1,500社以上の導入実績があり、上場企業の中では国産MAツールのシェアNo.1を獲得しています。
初めてMAツールを導入する企業でも安心できるように、6ヶ月間の活用コンサルティングが無料でついてくるのも魅力でしょう。
無料トライアルがあるMA2:SATORI

700社以上が導入しているMAツールです。
匿名顧客を判明させるために、Webサイト上でコンバージョンを促す機能が強化されていることが特長で、ポップアップバナーの表示や広告との連携機能が強化されています。
無料トライアルがあるMA3:BtoB MAJIN

こちらも、BtoBに特化したMAツールです。
メール、LINE、アプリなど複数のチャネルで見込み顧客に配信できるのも魅力です。集客・販売促進・顧客分析・顧客管理などの機能をワンストップで提供してくれるサービスです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。MAツールを初めて導入する場合には、スモールスタートで始めたいと考えたり、効果が出るかわからない状態では費用をかけられないという理由から、無料で導入したいと考える方が多くいらっしゃると思います。
しかし、無料のツールは提供が終了していたり、機能が著しく制限されていたりするなど、満足に成果につなげにくいものが多いのも事実。
そこで、無料トライアルがあるツールで使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。そして活用イメージをつかめたら、有償契約を本格的に検討することをおすすめします。