【今すぐできる】コミュニケーション能力の高い人がしている、5つのテクニック

組織で仕事をしている以上、誰かとコミュニケーションを取りながら業務を進める場面は常にあるでしょう。とくに、営業やマーケティングといった業務は一人で仕事を進めることはほぼなく、円滑な業務の遂行にはコミュニケ-ション能力が強く求められます。
中には人との交渉や相談などのコミュニケーションに自信がないという人もいるのではないでしょうか?
実は、これらの能力は、練習することである程度高められるのです。そこで今回は、「そもそもコミュニケーション能力とは具体的にどういう能力なのか」を整理したうえで、コミュニケーション能力を高める方法についてご紹介します。
コミュニケーション能力ってどんな能力?
一口に「コミュニケーション能力」といっても、漠然としすぎていると感じられるかもしれません。そこで、まずはもう少し細かく見ていきましょう。コミュニケーション能力を具体的な能力で分けて考えると、以下の4つの能力から成り立っています。
- ・相手を否定することなく受容的な態度で話をしっかりと聴く「傾聴力」
- ・相手の気持ちを察する「洞察力」
- ・適切な言語によって相手に伝わるように話す「伝達力」
- ・より相手がイメージしやすくなるような表現を使う「表現力」
どの能力もシンプルですが、非常に重要です。例えば、営業担当者がクライアントの課題をヒアリングする際には、相手の話をしっかりと聴き、相手のことを否定せず受容する力によって相手を安心させ、信頼関係を築く必要があるでしょう。
また、マーケティング担当者が現在行っている施策の進捗状況を分析しても、上司に伝わるように伝達できなければ意味がありません。。話を丁寧に聴く姿勢は、相手に「あなたに注目しています」という言語外のメッセージを相手に与え、安心させる効果があります。
ただし、「話す」「聴く」それぞれの能力は、どちらか一方だけあればよいというものではありません。営業であればヒアリングだけではなくクライアントに提案する必要がありますし、マーケティングであれば関係部署に対する課題のヒアリングなども書かせません。聴くだけ、話すだけではなく、両方をバランスよくおこなっていくことが、コミュニケーション能力の本質といえるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人ってどんな人?
コミュニケーション能力が高い人は、相手としっかり会話のキャッチボールができる人です。具体的には、以下のような能力を持っている傾向があります。
- ・相手に関心を持ち、話に耳を傾けてじっくり聴く
- ・相手の言葉に対して共感を示す
- ・相手の話を遮らず的確な相づちや的確な質問ができる
- ・場の雰囲気を読み相手の話を遮らない
- ・相手に応じて分かりやすい表現を選ぶ
- ・話題が豊富で人を飽きさせない
コミュニケーション能力が高い人は、「話をすることが上手な人」というイメージが強い人もいるかもしれませんが、話が上手なだけではコミュニケーション能力が高いとはいえません。「相手を尊重してしっかりと話を聴く」という姿勢のない人は、単に押しつけがましいという印象を相手に与えてしまいます。
話すだけではなく、相手の話もしっかりと聴くことができ、相手に対する思いやりの気持ちがあると、多くの人から「コミュニケーション能力が高い人」と認められるでしょう。まずは相手の話をよく聴き、相手の話に区切りがついたタイミングをうまく見計らって今度は自分が話しだす。これが上手なコミュニケーションの流れです。
コミュニケーション能力を高める5つの方法
「コミュニケーション能力が重要なのはわかった。けれど、どうしたら身につくんだろう」と、疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、コミュニケーション能力を高めるために、日ごろから実践できる5つの方法をご紹介します。
- ・他人の話に興味を持って、耳を傾ける
- ・いつでもすぐに話せるネタを常に情報収集しておく
- ・自分が伸ばしたい能力を絞って訓練する
- ・コミュニケーション能力の高い人のそばにいて真似をする
- ・相手の立場に立って考えてみるくせを付ける
特に、簡単そうに思えて意外と難しいのが、他人の話に耳を傾ける「傾聴スキル」の習得です。相手の話を聴いているつもりでも、最後まで話を聴けない人は少なくありません。まずは適度に相づちなどをはさみ、相手の話がひと段落するまでしっかりと話を聞いてみましょう。
ままた、ネタの情報収集は、日々まめに実践することで、自然と話題が豊富になります。一般的な話のネタとして挙げられるのが季節や趣味、最新のニュースなどの話題です。そのほかにも、相手の自己紹介などから気になるポイントを深堀りしていくようにしてみると、より相手との会話が弾むかもしれません。
他にも、コミュニケーション能力が高く優れた人を身近で探し、その人の真似をするのも有効な手段です。相手の話の広げ方、自分が話したいことをわかりやすく伝えるための組み立て方など、うまい人の真似をしてみると、本来自分ではできていなかった能力が思いがけず身につくこともあります。
さいごに
コミュニケーション能力について詳しく解説しました。話す力だけでなく、聴く力がしっかりと身についていて、相手を尊重する姿勢を崩さない人、また、相手にストレスを与えず自分の話を聴かせられる人こそ、コミュニケーション能力が高い人といえます。
そのようになるためには、聴く力と話す力の両方をバランスよく育てることが重要です。先ほどご紹介した5つの方法を一気にすべて実践するのは難しくても、すぐにできそうな部分から順番に練習していくことで、着実にコミュニケーション能力は身についていくでしょう。
コミュニケーション能力は、営業・マーケティングなど職種に限らず、現代を生き抜くためにぜひ身に付けたい能力です。上でご紹介した5つの方法を実践し、少しずつでも身に着けていきたいですね。
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