自分では気づけない口臭!「話す」を仕事にするなら必須のニオイケア

営業職の人は、ミーティングやプレゼンなど対面で人と顔を合わせる機会が多いでしょう。コミュニケーション能力やプレゼンの技術はもちろん必要ですが、会ったときの第一印象でその後の契約に大きく影響を及ぼすものです。そのため、身だしなみは最低限整える必要があるでしょう。
特に、口臭に関しては自分では気がつかないうちに、相手を不快な気持ちにさせている可能性があります。ひどい場合には、それが原因で仕事がダメになってしまうこともあるかもしれません。そこで、今回は口臭のおもな原因と、自分で簡単にできるケア方法をご紹介します。
口臭を引き起こす原因とは?
口臭の原因は様々ですが、その中でも自身の注意で改善することができるものについては、できる限りケアをしていきましょう。ここでは、いくつか口臭の原因を挙げて解説します。
食事の食べかす
食事の食べかすなどにより、口内が汚れていると、口臭を引き起こしやすくなります。一般的に口内の細菌は唾液によって殺菌されますが、食べかすがたまっていると、それを餌に細菌がよってきやすくなると言われているため、オーラルケアを怠っているとどうしても口臭が発生しやすくなるでしょう。
口内の乾燥
また、口の中の乾燥も口臭を引き起こす原因のひとつでしょう。乾燥するということは、殺菌作用があると言われている唾液の分泌量が低下し、細菌を殺菌しきれなくなります。
口の中が乾燥する理由はさまざまですが、そのひとつにストレスがあります。訪問やプレゼン前には大きく緊張すると思いますが、それは同時に、ストレスを受けていることになります。その結果、口内の乾燥を引き起こし、口臭が発生しやすくなってしまいます。
また、ストレス以外にも、お酒や喫煙といった習慣も脱水症状を引き起こし、口臭を発してしまう原因になりえます。さらに、カフェインが豊富なコーヒーや紅茶も乾燥に影響していると言われていますので、こまめに水分補給を行うようにしましょう。
腸内環境の不調
また、口臭は口内環境だけでなく腸内環境も大きく関係していると言われています。排便機能が正常に働いていない場合、体内に排せつ物が蓄積することになりますが、そこから生じるガスが体内に充満し、口から放たれてしまうと言われているのです。同じタイミングで口臭と便秘に悩まされることが多いのは、こうした理由が関係していると考えれられます。腸内環境が原因である場合は、生活習慣を見直すところから始め、健康的な体質へと改善するようにしましょう。
会社でもできる簡単ニオイケア
ビジネスパーソンであれば、マナーとして口臭に気を遣いたい場面も多いでしょう。ここでは、会社でも手軽に行えるニオイケアをご紹介します。
- ・食後の歯磨き
- 口臭は食べかすも原因になりえるので、食後は歯磨きを行うようにしましょう。また、歯を磨くだけでなく、マウスウォッシュを使って口の中をすすぐこともおすすめです。ポーチにも収まるような小型のマウスウォッシュも発売されているので、常に持ち歩くようにしていると安心でしょう。
- ・舌を磨く
- 食べかすは歯だけでなく舌にも付着しています。そのため、歯を磨く際に、舌もブラッシングするようにしましょう。ただし、通常の歯ブラシでは舌を傷つける恐れがあるため、舌専用のブラシがおすすめです。
- ・口臭用のウェットシート
- 歯磨きの代わりに歯磨きシートを使うことで、口内環境を整えることができます。今では、コンビニでも見られるようになり、比較的簡単に手に入れることが可能です。いつでもどこでも使用できるので、カバンに入れておくと安心です。
- ・ガムやタブレット
- 屋内にいれば歯磨きを行うことができますが、移動が多い営業マンであれば歯を磨く機会もなかなかないかもしれません。そんな人にはガムやタブレットでの口臭予防がおすすめです。近頃は口臭対策用の商品が多く発売されているため、営業や商談前に口にするようにしましょう。
- ・コーヒーを控えるようにする
- コーヒーは口臭を引き起こしやすい飲み物ですので、営業や商談など人と会う予定があるときは、できるだけ控えるようにしましょう。
まとめ
口臭は自分では気づいていなくても、相手には不快感を与えている可能性があります。そのため、日頃から気をつけるようにしましょう。特に、大切な商談を控えている場合には、直前のマウスケアをできるだけ行うことが賢明です。
今回ご紹介したマウスケアは口臭対策として有効ですが、あくまで一時的な対策に過ぎません。また、口内環境だけでなく腸内環境が原因となっている場合には生活習慣の見直しなど長期的な改善が必要になります。マウスケアを行いつつ、根本的な解決にも目を向けるようにしましょう。