その記事、読まれてますか?~読まれる文章を書くためのコツ~

コンテンツマーケティングの一環で記事やブログを書いたり、メールの文面を考えたり・・・コンテンツの重要性の高まりと合わせて、一ライティング一文章を書くことは、もはやライターだけの仕事ではなくなりつつあります。社員が突然文章を書くことになる、なんてことはよくある光景ではないでしょうか。
社内ブログと社内報の編集に携わっている仕事柄、これまで多くの文章に触れてきました。その中には初稿の段階で面白く読み進められるものから、何を伝えたいのか分かりづらく、構成をガラっと変えるものまで、様々ありました。文章の先には必ず読み手がいます。書くからには彼らの興味を引き、完読してもらえる文章でなければ勿体ない!
今回は、そのような文章を書くためのポイントをご紹介したいと思います。
ポイント1:基本を大切に!文章の骨子を組み立てる
「いざ文章を書こう!」となった時、皆さんはどうやって書き始めますか?『Wordを起動してとりあえずそのまま書き始める』という方にこそ、この先を読み進めていただきたい!なぜなら、わかりやすい文章を書く時には、まず骨子を組み立てることが非常に重要なのです。
①何を書くかを整理しよう
このとき、私がおススメするのは「手書き」です。
まずは、一番上に文章のテーマを大きく書きます。そしてその下に、これから書こうと思っていることを書きだしていきます。ポイントは、
- ・箇条書きで
- ・できるだけ多く
- ・思いつく限り
- ・順番は気にせず
書くことです!些細なことでも構いません。ここでは、とにかく書きまくります。
②優先順位を決めよう
ここからは、必要な要素を絞り優先順位を決めていきます。いらない要素は二重線で削除し、各項目に優先順位を割り振っていきます。このように整理していくことで、記事のイメージが具体的にわいてくるはずです。
③何度も見直そう
優先順位も内容のイメージもできた!さあ書くぞ!となりがちなのですが、まぁ落ち着きましょう。深呼吸しながら、今一度、手元の紙を見直すのです。「あ、やっぱりこの順番の方が分かりやすいかも」なんてことが往々にして出てきます。
ここで納得がいく構成ができたら、執筆活動の8割は終わっていると言っても良いでしょう。それだけ全体の構成を考え、骨子を作成する作業は大切なのです。
ポイント2:思わずクリックしたくなる「タイトル」を
まず先に読者が出会うのは、タイトルです。もし自分が読者だったら、どんなタイトルの記事を読み進めますか?「お、面白そう」と思った記事をクリックするのではないでしょうか。 「人は見た目が9割」という言葉がありましたが、「記事もタイトルが9割」と言っても過言ではありません。
人によっては文章を完成させたあとでタイトルを考える方もいると思いますが、私は骨子を組み立てる一番初めの段階でつけることをお勧めします。そうすることで、実際に文章を書いている途中で言いたいことがブレることも少なくなります。
- ■タイトルつけのポイント
-
- ・どんな読み手に向けているかを明確に
- ・できるだけ端的に
- ・テーマのキーワードを押さえる
- ・問いかけ風にするなど、読み手の興味を引く表現で
- ・誇張はしない
読み手の目に最初に触れる文章だからこそ、その後を読み進めたくなるタイトルを考えてつけることが重要です。
ポイント3:読みやすい文章を心がける
いざ文章を書き進める時には、読みやすい文章を心がけましょう。
- ・ひとつの文章を長くしすぎない
- ・句読点を適度に使用する
- ・言い回しがくどくならないよう、シンプルに
- ・難しい単語や業界用語は、読み手に合わせて使用する
などの点に注意して文章を書き進めましょう。とは言っても、どれだけ注意して書いていても、書き手本人では気付けないところがたくさんあるので、必ず別の人に文章を読んでもらって、修正点やアドバイスをもらうようにしましょう。
ポイント4:全体のバランスも大事
いくら文章が分かりやすくても、文字ばかりでは読みにくいですよね。説明は文章だけとは限りません。適度に図解を入れたり、箇条書きを活用したり、文章と図のバランスを見ながら読み手の理解度を考えた構成にしていきましょう。
さいごに
いかがでしたか?どんな素晴らしい文章も、まずは内容の骨子を組立てることが重要です。主語と述語の関係性や「て・に・を・は」の使い方など、文章中の細かい注意点はまだまだたくさんありますが、それは追々ご紹介するとして、まずは今回のポイントを基に文章を作成してみてはいかがでしょうか。
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