Webサイトを分析して情報を最大活用する方法

Webを使ったマーケティングがあたり前になった今、Webサイトを作成し、広告を出稿し、アクセス解析ツールで分析して、コンテンツマーケティングの入りとして、まずはオウンドメディアを立ち上げて・・・そのような施策をおこなっている方も多いと思います。
サービスサイトの立ち上げで200万円、広告費用が月50万円、オウンドメディアの構築に150万円、月30本の記事執筆のアウトソーシングで60万円、これらの専任担当分の人件費が1人月=80万円。
状況によっても異なりますが、ざっくりと見積もって、月に200万円以上かかっている計算です。
あなたは、これだけの費用を掛けて、Webサイトからどれだけの成果を得ていますか?せっかく費用と手間をかけて施策を行っているんですから、Webサイトから取得できる情報を最大活用して、得られる価値・成果を最大限行いませんか??
この記事では、Webサイトから得られるデータや情報とその活用方法についてご紹介します。「まだやっていない!」というものがあれば、ぜひ参考にしてください。
Webサイトの現状とお客様の興味を知る
アクセス解析ツールを使うことで、Webサイトのさまざまな情報を知ることができます。
■現状数値の把握
サイトへの流入数や直帰率、CV数やCV率などの現状数値を計測することができます。PV目標やCV目標をお持ちの方も多いと思うので、進捗の把握やKPIの把握などで計測している企業がほとんどだと思います。
また、現状の状態を知ることで目標設定の参考になりますし、ボトルネックを分析することもできるので、Webサイトのパフォーマンスを高めるための改善ポイントの把握やサイト変更案を考える上での参考になります。
■ユーザーの興味の把握
閲覧ページやページ遷移、検索キーワードなどを見ることで、自社サイトに訪れたユーザーが何に興味を持っているのかを把握することができます。きちんとコンテンツを用意できていない内容を追加したり、閲覧の多いページを重点的に改善することで、最終的な成果アップに繋がります。
来訪ユーザーに対して広告を配信する
皆さまご存じだと思いますが、Webサイトに訪れたユーザーのCookieを追いかけて広告を配信する「リマーケティング広告」、「リターゲティング広告」も、Webサイトに来訪したユーザー情報を活用する方法のひとつです。初回の来訪でCVしない商材も多いと思いますので、この手法を利用して広告配信をしていきましょう。
ただし、離脱した理由にもよりますので、
直帰 → 興味がなさそう
複数ページ見て離脱 → 情報収集
費用ページ → 費用が想定より高い
フォームで離脱 → 興味が高い
など、ユーザーの心理を考えながら訴求方法を考えていくと、成果がアップすると思います。
来訪ユーザーのデータを活用する
少し大がかりな話にはなりますが、自社のWebサイトに訪れたユーザーの情報をDMPと接続して、データとして活用することができます。DMPを活用することで、よりそれぞれのユーザーにあったマーケティングに活用できたり、また、社内のデータや社外のさまざまなデータと掛け合わせることで、有効なデータとして利用することができます。
DMPの詳細については、以下の記事をご参考下さい。
アクセスユーザーの「企業解析」をして、企業名を取得する
IPアドレスは、インターネットを使うときに割り振られる住所のようなものです。ユーザーがあなたのWebサイトにアクセスすると、そのユーザーのIPアドレスを知ることができます。ある程度の規模の企業であれば、固有のIPアドレスを取得しているので、IPアドレスの所有企業を調べることで、アクセスしたユーザーの企業名が判るのです。
本来は「○○サービスの価格表のページを見ているユーザーが○○人いる」
程度しか判りませんでしたが、企業解析を行えば、
「○○サービスの価格表ページを株式会社△△が見ているから、興味がある可能性が高いな」
と判断することができます。
この情報を元に、メール配信やDM配信、テレアポ等のアプローチリストとして活用することができます。当社でもテレアポのアポ率が約○倍になったという実績もありますが、やみくもにテレアポを行うよりも成果が上がる可能性が高いです。
アクセスユーザーの「個人解析」をして、各ユーザーの動向を分析する
Cookieを活用して、Webサイトにアクセスした個人を判明させることができます。アクセスした個人が判れば、具体的に「株式会社△△の□□さんが、10分前にサービス紹介ページと事例と価格表を見ていた」という情報が把握できます。
ユーザーの「興味度合い」や「興味範囲」がほぼリアルタイムで判るので、適切なタイミングで適切な人に適切な活動・アプローチができます。これは営業のアプローチにも有効ですし、マーケティングを行う上でも非常に有効な情報です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。もちろん他にも活用の方法はありますが、主なものをご紹介させていただきました。あなたのWebサイトには日々たくさんのユーザーが訪れ、たくさんのデータや情報を残して行ってくれています。せっかく費用をかけているのですから、活用しなければ損です。できるところ、必要なところからはじめましょう。
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