【メリット・運用方法まるわかり!】動画広告の効果的な活用法
さまざまなメディアの普及に伴い、動画モデルの広告が増加しています。YouTubeやTwitter、Facebookなど多くのシーンで動画広告を目にする人も多いのではないでしょうか。ただ、実際に自分たちで動画広告を始めてみようとしても、これまで社内にノウハウがなかったりすると、不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、動画広告ではどのような効果が期待できるのか、そしてその運用方法についてお伝えします。
動画広告の市場は急拡大
以前よりも通信環境が整い、スマートフォンが普及したことにより動画市場が拡大しました。また、それに伴い、動画広告市場も大きく拡大しています。実際に2012年以降の動画広告の売り上げを見てみると、ここ数年で何倍にも増加しています。
参考:国内動画広告の市場調査を実施|サイバーエージェント
市場が拡大している理由として、始めやすい課金体系が主流になっていることが挙げられます。以前は、動画の広告といえばテレビCMが主流でしたが、その方法では多額の費用がかかってしまっていました。しかし、現在主流となっている動画広告では、「○秒以上広告が経過した時点で○円」といった料金体系が取られているため、テレビCMなどよりも比較的安価に始められるようになったのです。
また、同じWeb上の広告でも、動画広告は従来のテキスト広告やバナー広告よりもCTR(クリック率)が高くなりやすく、ユーザーへの訴求を効果的に行えることも、市場が拡大している理由と言えるでしょう。テキストや画像だけの広告では、伝えられる情報量に限りがありますが、動画だと情報量を簡単に増やすことができ、ユーザーにより多くの魅力を伝えることができるのです。
動画広告に向いている訴求って?
動画広告に適した訴求として、購入促進、認知拡大、ブランディングの3つの目的があります。それぞれ詳しくみていきましょう。
購入促進
テレビCMと同様に、購入意欲を向上させることが目的の動画広告です。テレビCMでは不特定多数へ向けたマスマーケティングでしたが、SNSや動画配信メディアが普及したことにより、各ユーザーの属性に合わせてピンポイントな訴求が可能になりました。
認知拡大
話題の人に自社の商品やサービスを利用してもらうことで、認知度を高めるなどの方法で、認知拡大を目的とした動画広告です。現在話題となっているYouTuberを活用した動画は、こちらに分類されるでしょう。多くのYouTuberは美容やガジェット、エンタメなど特定のジャンルに特化して動画を配信しており、企業は自社の製品とマッチングするようなYouTuberに広告宣伝を依頼することで、より効果的に認知を拡大することができます。
ブランディング
動画を通して、企業の製品やサービスに対するイメージを高めることを目的とした動画があります。購入するまでの検討期間が長い自動車や高級時計といった製品は、動画広告から直接的に購入へつなげることは難しいため、あくまでブランディングの手段として動画広告を用いるケースも増えています。
動画広告の効果を上げるポイントは?
ただ闇雲に動画広告を作っても、効果を上げられなければ無駄コストになってしまいがちです。そこで、しっかりと成果を上げられるように、押さえておくべきポイントをまとめました。
最初に動画の方向性を決める
動画を制作する際は、まず動画の方向性を決めことから始めるとよいでしょう。そもそも「動画の目的は何か」「訴求したいポイントはどこか」を整理してから動画を作り始めないと、どれも中途半端でボヤっとしか伝わらない動画になってしまう恐れもあります。
人の目を引き付ける工夫をする
数分にも及ぶ長い動画広告を作ったとしても、最初の数秒でスキップされては意味がありません。そのため、しっかりと見てもらえるポイントを動画に取り込む必要があります。
有効であるとされているポイントとして「数字での具体的な主張がある」「冒頭の3秒までに商品やサービスが出る」「動物が登場する」などがあります。商品やサービスによっては全てを取り込むことは難しいですが、これらのポイントを取り入れると比較的スキップされにくくなるでしょう。
適切な媒体に掲載する
動画の制作にあたって、広告を掲載する媒体の選択も重要です。ツイッターは若者が多く拡散力が大きいことから、話題になりやすい動画であれば、注目を集めることができます。
また、Facebookの場合は無音で動画を視聴するユーザーが多い傾向にあるので、無音でも問題ないコンテンツが有効でしょう。
取得できたデータからボトルネックを分析し、ブラッシュアップを行い続ける
完成した動画広告を掲載しても、思ったように効果を実感できない場合もあります。そんな時は、視聴データをもとに分析しましょう。
広告を視聴した人は、動画のどのタイミングでスキップしているのか、CTRはどれくらいなのかなど、実際のデータを確認し、その分析結果を考慮して動画を再度編集しましょう。新たに制作することは大きなコストがかかるので、マイナーチェンジを行いつつブラッシュアップできるとよいでしょう。
さいごに
スマートフォンやSNSの普及に伴い、動画広告市場が拡大し続けています。動画広告はブランディングや販売促進など企業の目的に合わせて活用することが可能で、従来の広告よりも消費者に対してより効果的な訴求ができるようになりました。もちろん従来のタイプの広告は現在も使われていますが、今後も一層動画広告が拡大していくことが予想されます。ぜひ、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
これを読んでもっとUrumo!
この記事を読んだあなたに、さらにステップアップできる記事をご紹介します。