スランプに陥った時の対処法とは?原因と解決策を徹底解説!

「思ったように結果が出ない...」このような悩みを抱える営業の方は少なくありません。いわゆる「スランプ」とは、なぜ起こるのでしょうか?今回はこのスランプについて、よくある原因と対処方法についてまとめてみました。皆さんのスランプ脱出の参考にしてみてください。
まずはスランプの原因を見極めよう
スランプに陥ると、「もしかしたらずっとこのままなんじゃないか」と不安になってしまう方も少なくありません。しかし、スランプは誰にでも訪れますし、必ず乗り越えることができます。
スランプを乗り越えるためには、まずはその原因を知ることが重要です。 スランプの原因は外的要因と内的要因の大きく2つに分けられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
外的要因によるスランプ
- ・業界自体の不況
- 業界全体が不況となっているため、自社に限らず競合他社も含めて営業に苦戦している状況です。
- ・競合他社の台頭
- 競合他社が新サービスを開発したケースや、新たに強力な競合他社が出現したケースがあります。この状況下では今までと同じやり方を続けていても成果が出なくなってしまいます。
- ・売上目標のアップ
- 売上目標は基本的に自分で設定するのではなく会社から設定されるケースが一般的ですが、その目標自体の難易度が極端に上がり達成が困難になることも、スランプの原因の一つといえるでしょう。
内的要因によるスランプ
- ・自信が持てない
- 「このやり方で正しいのだろうか」「この商品は本当にお客様の役に立てるのだろうか」など、自分の営業活動や商品に自信が持てないと、営業トークにも説得力が無くなってしまいます。その結果、顧客からも「商品はいいんだけど、あの営業の人がなんか不安だな...」と、コンペに負ける/不採用になるなど、成果の低迷につながります。
- ・活動量が足りていない
- ほとんどの場合、最大限努力しているにもかかわらず成果が出ないときにスランプに陥ります。しかし、自分では最大限の努力をしているつもりでも、周りからはそう思われていないケースもしばしばあります。その原因のひとつは、目標達成をするために必要な活動量をはじめに設定していないことにあります。その結果、自分は努力したつもりでも、実はそもそも活動量が足りていないことがあるのです。
- ・慣れて手を抜いている
- 営業に慣れてくると「ここまでやらなくてもいいかな」と無意識のうちに手を抜いてしまっていることも少なくありません。
今まで説明していた細かい留意事項を話していない、お客様への対応が1日遅くなっているなど、少しの手抜きが自身の成果に影響を及ぼしているかもしれません。
スランプはこうやって乗り越える!
ここまではスランプの原因についてご紹介いたしました。当てはまる原因は見つかりましたか? それでは次にスランプを乗り越えるための対処方法を確認していきましょう。
業界や競合の調査を怠らない
自社の業界や競合の情報には敏感にならなくてはいけません。例えば新聞やWebメディア、業界紙などを読むことで、業界情報は簡単に得ることができます。
業界情報を調査するときのポイントは、書かれている「現在」だけに目を向けるのではなく、「過去」の情報もきちんと把握しておくことです。そうすることによって、過去から現在への業界の流れを知ることができ、「未来」を予測することができるようになります。その結果、常に先読みした行動をとれるので、情報に振り回されにくくなるでしょう。
競合調査はネットでのリサーチはもちろん、顧客との会話からも情報を手に入れることができます。ほかにどの企業のサービスを検討しているかをヒアリングすることで、自分が競合だと思っていなかった企業が競合であることを知れるだけでなく、関係ができている顧客であればどんな営業トークをしているかを教えてくれることもあります。そしてその情報をもとに、自分の営業手法や営業トークをブラッシュアップすることで、スランプから抜け出すことができるかもしれません。
自分や上司の成功パターンを分析・言語化する
どんなときでも成果を出すためには、行動に再現性を持たせることが重要です。そのためには、小さな成功体験であっても「なぜ成功したのか」を分析し、成功パターンとして言語化することが必要になります。
ここでいう成功体験は、自分のものでなくても構いません。同行した上司や先輩社員の成功体験も言語化することで、自分に適応することができます。そうして蓄積した成功パターンは、スランプ脱出における道しるべとなってくれるでしょう。
上司や先輩に相談をする
どうしても自分で改善案が浮かばない場合は、遠慮せず上司や先輩に相談をすることも必要です。営業が上手くいっていないスランプ状態では、「自分のここができていない」といったネガティブな側面にしか目が行かず、自信の喪失につながることも少なくありません。そこで他者の視点から客観的なアドバイスをもらうことで、自分の成長ポイントに気づくことができ、スランプ脱出につながることもあります。
また、会社からの目標が高すぎることでスランプに陥った際にも、同じく上司へ相談することで解決できる可能性がありますので、自分で抱え込みすぎないようにしましょう。
決めたことをやりきる
最後に最も重要なことは、目標達成のために決めたことをやりきることです。その前提として、どこまでやりきるかという具体的な行動目標を最初に必ず設計しましょう。そうすることで、どこにスランプの原因があるのかを客観的に振り返ることができます。
もちろん、途中で戦略を変えることは良いことですが、決めたことをやり切ったうえで戦略の変更を判断するようにしましょう。
さいごに
スランプにはまってしまうと抜け出すのは容易ではありません。スランプから抜け出すためには、原因と正面から向き合い、適切な対策を考えることが重要です。自分一人でどうにもならないときには、一人で抱え込まずに他者の手も遠慮せずに借りましょう。今回ご紹介した対処法が皆さんのスランプ脱出の一助になれば幸いです。
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