失敗しない「マーケティングオートメーションツール導入のポイント」

最近すっかり一般的になってきたように思える「マーケティングオートメーション」。実際に導入している、または導入を検討している方も多いと思います。
ただ一方で
「どのツールを導入したらよいかわからない」
「導入はしたものの、使いこなせない」
「費用対効果がわからない」
など、悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか。マーケティングオートメーションツールを導入するにはそれなりの工数や費用が掛かるので、しっかりと活用できるツールを導入したいものです。
この記事では、これからマーケティングオートメーションツールを検討・導入する方向けに、失敗しないためのポイントをいくつかご紹介します。少しでも参考になる点があれば幸いです。
やりたいことを整理する
「マーケティングオートメーションを導入したい」というばっくりとした目的ではなく、ツールを導入することで、実際にどのような機能を使ってどのようなマーケティング施策を行いたいのかをまずは整理しましょう。
マーケティングオートメーションツールには、高機能なものから比較的機能が限定されているもの、Webコンテンツの作成に強いものや広告などの集客周りの機能が充実しているものなど、ひとくちに「マーケティングオートメーションツール」と言ってもその機能や種類は様々です。
やりたいことに優先順位をつけて、①必ず必要な機能、②できれば欲しい機能、などと整理しておくと良いでしょう。
現状の施策や体制に合ったツールを選ぶ
ツールを導入しておこないたいことがまとまったら、次は製品の選定に入りましょう。この際、以下のことに気を付けて選定することをお勧めします。
1、 「ツールを導入してしたいこと」を軸に選ぶ
前述した「ツールを導入して実現したいことを軸に選定しましょう。情報収集や提案を受けるていると、「あれもいいな」「これもいいな」となってしまうことがあると思います。
そうすると、結果的に導入したツールが目的とずれてしまっていたりする可能性もありますので、軸はずらさないように検討を進めましょう。
2、きちんと比較検討する
ここ1年ほどで数多くのマーケティングオートメーションツールが世に出てきました。もちろんすべてのツールを検討することは難しいですが、ツールによって得意な領域や特長も異なりますので、ある程度のツールを比較したうえで決めましょう。
また、最近では無料でトライアルができたりもしますので、実際に使用してみるのも良いですね。
3、自社にあったものを選定する
ツールが様々あるように、各社の体制や行っているマーケティング施策もまた様々あると思います。もちろん「ツールに合わせる」という考え方もありますし、その方が良い場合もあると思います。ただその際にはそれなりの時間や工数もかかりますので、ある程度「自社に合ったツールを選定する」という前提に立ってツールを導入することをお勧めします。
「これから強化していく施策に強いツール」
「既に導入している他のシステムと連携できるツール」
「低価格で始められるツール」
など色々あると思いますので、要望に合ったものをしっかりと選びましょう。
担当する人的リソースを準備する
せっかくツールを導入しても、そのツールを活用したり改善したりする人がいなければ、「結局効果があったのかわからないね」という話になってしまいます。導入するツールや実施したい施策によって必要な人員は変わってくるとは思いますが、特にはじめは導入や設計などが必要になりますので、その人員と時間を確保するようにしましょう。
事前に設計をおこなう
導入前後に必要となるのが「マーケティング施策の設計」です。
自社の見込み顧客はどのような課題を抱えているのか、そのためにどのようなコンテンツを用意するべきなのか、広告でどのような訴求をすべきなのか、どのタイミングでどんなコミュニケーションをとれば、課題喚起ができるのか・・・
もちろん企業によってその範囲やレベルは違うとは思いますが、「とりあえず導入して試して考えよう」という風にはじめてしまうとなかなかうまくいきませんし、KPIなども設定できていなければ施策の改善も難しく、成果になかなか繋がりません。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
マーケティングオートメーションツールは導入が進んでいる一方で、「使いこなせない」などで別ツールへの乗り換えを検討している企業もいらっしゃいます。自社に合ったマーケティングオートメーションツールをしっかり活用すれば、成果も出てくると思いますので、ぜひ自社に最適なツールを探してみてください。本記事の内容が、少しでもその際の参考になれば幸いです。
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