リスティングは自社運用?外注?企業ごとにおすすめ方法を紹介

「リスティング広告」は検索KWに応じて、検索結果ページに表示される広告です。検索したキーワードに合わせて出稿できるため、購入顕在層に向けて広告を打つなど、ターゲットを絞った広告出稿ができることが特徴です。
しかし、これからリスティング広告を打ちたいと思っても、これまで経験がない会社だと、自社で出稿していくか広告代理店に外注するか悩ましいですよね。
そこでこの記事では、どのような会社がリスティング広告を自社運用すべきなのか、また外注すべきなのかを解説します。
ただし大前提として、リスティングを自社運用するべきなのは自社に広告ノウハウがある場合です。広告運用経験がない場合は、まず外注することをおすすめします。
リスティングを外注するのがおすすめな会社
まず、リスティングの外注をおすすめする会社の特徴は次の通りです。
- 会社に広告ノウハウがない
- 広告に依存しない売り上げがある
- 信頼できる広告代理店がある
- 社内に広告担当者がいない、担当者を育てるリソースがない
詳しく掘り下げていきましょう。
会社に広告ノウハウがない
冒頭でも解説しましたが、会社に広告ノウハウがない場合はリスティングの運用を外注することをおすすめします。
リスティング広告は、初期設定はもちろん、運用にもノウハウが必要です。ノウハウがない状態で運用しようとしても、思うように効果が出ない場合が多いでしょう。
広告代理店には、広告のプロです。また、同じ業界でうまくいった広告の運用データがあれば、それをもとに運用してくれるので効果が出やすいのです。
広告に依存しない売り上げがある
既に会社の力で売り上げがあるなら、リスティング広告は外注してもよいでしょう。
会社の売り上げが広告に依存していると、外注して運用がうまくいかなかった場合、売り上げがダウンしさらに運用手数料がかかります。
信頼できる広告代理店がある
広告代理店と言っても様々で、リスティング広告に強い代理店があれば、そうでない代理店もあります。
この時参考になるのは、「Googleパートナー制度」や「Yahoo広告の認定パートナー制度」で認定されているかどうかです。これらのどちらかでも認定されていれば、ある程度の運用ノウハウがあると考えよいでしょう。
また、広告代理店によっては特定の業界に強い場合もあります。外注を考えているなら、自社の業界に関するデータがあるかを事前に問い合わせるとよいでしょう。
社内に広告を担当できる人がいない、リソースがない
広告というものは、広告を出稿して終わりではありません。出稿してそのあとの効果を分析して、より効果を最適化させていく必要があります。つまり、広告を出稿するならそれ相応のリソースも必要なのです。
またネット広告というものは情報が入れ替わるスピードがとても早いもの。そのため、自社で出稿するならば常に情報をキャッチしておかなければなりません。
その点では、代理店にリスティング広告出稿を外注してしまえば、社内のリソースを使う必要なく、また常に最新情報を提供してくれます。
リスティング広告を自社運用するのがおすすめな会社
まずはリスティング広告を自社運用するのがおすすめな会社の特徴を解説していきます。具体的には、次の2点が当てはまればリスティングを自社で運用してもよいでしょう。
- 長期で担当してくれそうな、意欲的な広告担当者がいる
- あまり最初から広告に予算がかけられない
順番に掘り下げていきましょう。
長期で担当してくれそうな、意欲的な広告担当者がいる
まず、リスティング広告を出稿するなら長期で意欲的に担当してくれそうな人材がいることが最も重要でしょう。
前の章で解説したように、広告の出稿にはノウハウやリソースが必要です。そのため、自社でリスティング広告を出稿するならノウハウ・リソースも求められます。
また常に情報が入れ替わる広告の世界なので、その情報を積極的にキャッチしに行く意欲も必要でしょう。
さらに広告出稿のノウハウは、簡単に引継ぎはできないため、簡単に退職されてしまっては困ります。そのため、なるべく長期で働いてくれそうな人な広告担当者がいるなら、リスティング広告を自社で出稿してもよいでしょう。
あまり最初から広告に予算がかけられない会社
広告を外注するとき、広告代理店は最低出稿金額を設けている場合が多くあります。しかしリスティング広告は1,000円などごく少額でも出稿はできます。最初から広告の予算を多く割けない場合、あまり外注するのはおすすめできません。それでも広告を出稿したいなら、自社で出稿するしかないでしょう。
会社内に広告ノウハウがあるかないかがひとつの大きな基準
この記事では、どのような会社がリスティング広告を自社運用すべきなのか、また外注すべきなのかを解説しました。
最後に記事の内容をおさらいしてみましょう。リスティング広告を外注するのがおすすめな会社は次の通りです。
- 会社に広告ノウハウがない
- 広告に依存しない売り上げがある
- 信頼できる広告代理店がある
- 社内に広告を担当できる人がいない
続いて、リスティング広告を自社運用するのがおすすめな会社は次の通りです。
- 長期で担当してくれそうな、意欲のある広告担当者がいる
- あまり最初から広告に予算がかけられない会社
重要なのは、会社内に広告ノウハウがあるかないか。広告ノウハウがない会社は、自社運用せずに外注することをおすすめします。