成果につなげるバナーデザイン 3つのポイントは?

「いきなりバナーを作ることになったけど、どこから手を付けていいかわからない・・・」という方も多いのではないでしょうか。そんな初心者の方でも要点を押さえれば簡単にバナーを制作することができます。
この記事では、はじめてバナーを作る人でも成果に繋げられるように、最低限押さえておきたいポイントをご紹介します。
バナーを構成する要素
バナーは、大きく分けて以下の4つの要素で成立しています。一つずつ、その役割を解説していきます。
キャッチコピー・訴求テキスト
バナーを目にした人に最初に伝えたいメッセージ部分で、基本的には、最も目立つように大きさや配置を調整します。文章が長いと読まれない可能性が高くなってしまうので、簡潔で伝わりやすいキャッチコピーにする必要があります。
画像
バナーの第一印象ともなる画像は、見る人が自分にとって、そのバナ―の情報が必要かどうか無意識に判断する要素となります。目にとめてもらえる画像、具体的なイメージが伝わる画像、キャッチコピーの補足となる画像など、訴求内容に適切なものを選びます。
CTA(アクションボタン)
バナーの役割の1つでもある、「今すぐダウンロード」「詳しくはこちら」「トライアルに申し込む」など、みた人に行動(クリック)を起こしてもらうための重要な部分となります。
見やすく、クリックしやすいボタン作成が必要です。
サービスのロゴ
ブランディングを考える上で、ロゴは重要な要素の一つとなります。キャッチコピーやCTAほど目立たせる必要はありませんが、目に入るように配置したいポイントです。
デザインパターンの一つとして、「画像を使わず文字だけ」にしたり、「見てもらう」ことだけを目的としてCTAを入れなかったりすることもありますが、原則は上記の要素を含めて作成します。
クリックされるためのバナーデザイン 3つのポイント
バナーに含めるべき要素が整理できたら、実際に配置してみましょう。最低限押さえておきたいポイントを、3つご紹介します。
要素は重要度順に強調する
上記の4つの要素を優先順位をつけて強調したり配置をしていきます。人の目線はZ型に動くといわれており優先順位の高いものを左上から右下に配置していくと、見る人に伝わりやすいバナーとなります。
例えば下のバナーを見てみましょう。 このバナーは、当サイトのとある記事で、「お役立ち資料をダウンロードできる」旨を訴求しているバナーです。

このバナーの要素は
- ・キャッチコピー:「セールス・マーケティングマニュアルお役立ち資料の名前」「無料お役立ち資料」
- ・画像:お役立ち資料の表紙
- ・CTA:「ダウンロードする」のボタン
※補足テキストして「やみくもに~~」から始まるテキストを入れています
※サイト内のバナーのため、ロゴは入れていません
このように、左上に本のタイトルや「無料である」点の訴求があり、何のバナーなのかがわかります。その下に説明書きがあり、その資料をダウンロードできるボタンが配置されています。上から下へと配置されていることで自然に視線が移動し、クリックしやすくなるようになっています。
訴求はシンプルに
バナーのような小さなスペースの中では、伝えたいことをわかりやすく端的に表現する必要があります。「読む」というよりも「見る」という形を作ることが大切なのです。
訴求の中でも重要な要素に優先順位をつけ、優先度の低いものは小さくするようにしましょう。もしくは思い切ってなくしてしまうのも、一つの選択肢です。
画像と文字のコントラストで読みやすさをあげる
写真と文字のコントラストが弱いと、見たとき何が書いてあるのか分かりにくくなってしまいます。
そのため、写真自体の明るさを調整したり、暗い画像の上には明るい文字を使うなどコントラストを強くし可読性を高めるようにしましょう。
その際、一度バナーを白黒の状態にして確認すると、コントラストがはっきりするため、チェックしやすくなります。
成果につなげるバナーを作るには?
より成果に繋がるバナーを作るためには、デザイン以上に意識すべきポイントがあります。ここでは、3つのポイントをご紹介しましょう。
ターゲットを定める
誰にでも当てはまるバナーでは誰にも刺さりません。ターゲットを明確にしターゲットに見合った訴求にすることが重要です。
例えば、「女性向け」といった幅広いターゲットではなく、「20代女性向け」や「働く主婦向け」など誰に向け誰に見てほしいのかターゲットを絞って作成すると、より訴求内容が明確になり、ターゲット層が「自分に対してのメッセージである」と受け取ってくれやすくなります。
訴求ポイントを洗い出して整理する
どのような訴求ポイントがあるか、洗い出して整理しておきましょう。
例えば「今だけお試し1000円」や「初回限定価格」など価格での訴求があります。他にも、「シミが消える」といった効果や「満足度98%」などの実績のように、どの訴求ポイントが適しているのかを考えます。
PDCAサイクルを回す
バナーは作成したら終了というわけではありません。
作ったバナーが実際にクリックされているのか、効果を発揮しているのか検証する必要があります。もし効果を得られていない場合は、何が原因か追求し、訴求内容の改善や要素の追加をして、また効果を測定していきます。
バナーデザインで参考になるサイト
他の会社のバナーをまとめているサイトを、3つほど紹介します。バナーのデザインで困ったときには、ここで紹介しているサイトを参考にしてみて下さい。
- バナーまとめ
- 他のどのアーカイブサイトよりも多い20,000種類以上の中から、カラー・業種別・表現別で絞り込むことが可能です。
- バナーデザインアーカイブ
- 業種・カラー・サイズ別に目的のバナーを絞り込むことが可能です。
- レトロバナー
- サイトのデザインがシンプルで見やすく色やサイズだけでなく、業種・テイスト別に検索することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?世の中には、バナ―デザインについて専門的に解説しているサイトなども多くありますが、最低限押さえるべきポイントは意外と少ないものです。
参考になるようなバナーギャラリーサイトも見ながら、まずは一つ作って見るところからはじめてみませんか?それを配信して結果を見ながら、PDCAサイクルを回してデザインをブラッシュアップしていくことで、結果的に成果につながるバナーを作れるようにもなるはずですよ。