【業界別営業シリーズ】第3回 金融業界あるあると営業のやりがい

各業界の営業を比べてみる、【業界別営業シリーズ】。第3回目は金融業界です。
数年前、金融業界を舞台とした権力争いを描いたドラマが大ヒットしました。普段はドラマを見ない人も、これだけは見た!という人もいるのではないでしょうか?
「本当にそんなことあるの?」と不思議に思う人もいるかもしれませんが、あながちフィクションとも言い切れないようです。
ここでは、金融業界あるあると営業の特徴ややりがい・ポイントを紹介します。
金融業界ならではの用語やあるある
使ってる?使ってない?金融業界専門用語!
金融業界は専門用語が多く、難しく感じるかもしれません。金融業界ならではの用語をいくつかご紹介します。
- エクイティファイナンス
- 新規に株を発行することによる資金調達のことを指します。この資金調達を扱う部署は、ECM(Equity Capital Markets)と呼ばれます。
- デットファイナンス
- 銀行借入や社債の発行などによる資金調達のことを指します。この調達方法を扱う部署のことをDCM(Debt Capital Markets)と呼ばれます。
他にも、「聞いたことはあるけど、正しい意味や違いはわからない・・・」というようなものもあるでしょう。
- 利子:お金を借りたときに支払うもの
- 利息:お金を貸したときに受け取る、預貯金をしたときに受け取るもの
- 貯金:郵便局、農協、漁協などにお金を預けること
- 預金:銀行や、信用金庫、信用組合などにお金を預けること
金融業界あるある
用語だけではありません。どこの業界にも独特な習慣や特徴がありますよね。金融業界に勤めている人は思わずうなずいてしまう共感あるあるをご紹介します。
- 目標達成に対してストイック
- 金融業界といえば、非常に高い目標を持つ場合が多くあるようです。そのプレッシャーは非常に大きなものですが、成果主義であるため、達成できればその分自分の評価に大きく反映されるため、頑張る人が多いようです。
- お金を扱うからこそ?厳しいチェック体制
- 金融業界の事務処理は、非常に細かいチェックを通る必要があります。とくに銀行では現金を取り扱っているため、多くの書類において「役席」と呼ばれる責任者の検印が必要になるようです。
金融業界の営業に向いている人は?
金融業界の営業の特徴としては当然ですがお金を扱うということがあげられます。1円の間違いも許されないため、非常に強い責任感が必要になってきます。そのような金融業界で活躍できる営業の特徴を3つあげます。
1.精神的にタフである
上段でも触れましたが、金融業界の営業には、非常に高い目標を達成するというプレッシャーがかかります。また、そのような中でも問題なく働ける精神的タフさがある人は、金融業界の営業に向いていると言えるでしょう。
2.負けず嫌いである
次に、負けず嫌いであることも金融業界で活躍できる営業の特徴としてあげられます。同期入社の営業担当は数多くいますが、彼らはライバルでもあります。金融業界では営業の成績順位が公表されることも多く、日々切磋琢磨できる環境です。周囲の人間に勝ちたいと強く願い、そのために努力することができる人は、金融業界に向いているでしょう。
3.コミュニケーション能力が高い
金融という難易度の高い商材を扱うからこそ、営業担当には高度なコミュニケーション能力が求められます。相手から信用を得ないと、そもそも提案の機会を得られない可能性もあるでしょう。形のない商材を販売することから、「商品ではなく自分を売る」という表現をすることもあるようです。
金融業界の営業、やりがいは?
金融業界には厳しい面も多くありますが、その分大きなやりがいもあります。ここでは、3つのやりがいをご紹介します。
1.金融に関する知識で人の役に立てる
まず、生活していく上で必要な金融知識を学ぶことができ、その知識はプライベートでも活かせます。もし、友人にお金のことで相談されてもスムーズに答えることができるでしょう。人の役に立てると金融業界で働いていてよかったと思えるはずです。
2.安定している
次に、業界が安定していることがやりがいにつながる人も多いようです。金融業界は社会的信用が高い傾向にあり、住宅や自動車のローンを組みやすいといわれています。とくに銀行は、世の中になくてはならない存在ともいえるため、一般企業と比較して急なビジネスの縮小やリストラなどは起きにくいようです。
3.給与水準が比較的高い
最後に、給与水準が比較的高いことが挙げられます。業務の難易度が高く、求められるスキルが多いこともあり、給与は他の業界と比較して高い傾向にあるようです。一般的な金融業界の年収は500~800万円といわれています。
さいごに
金融業界は精神的タフさを求められ、大変だと感じることもありますが、スキルや経験を蓄積していけば人の役に立つことができます。スキルアップや成長を感じることができれば、働きがいにもつながることでしょう。金融業界はときには厳しさを感じるかもしれませんが、安心して充実した日々を過ごすことができる環境です。
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