【業界別営業シリーズ】第2回 不動産業界の営業あるあるとやりがい

各業界の営業を比べてみる、【業界別営業シリーズ】。第2回目は不動産業界です。
不動産業界は、顧客に対して土地や建物の販売や賃借の斡旋を行うという難しい仕事である反面、仕事をやり切ったときの達成感や満足感は非常に大きいものです。
今回は、不動産業界のあるあると営業のやりがいについて、ご紹介したいと思います。
不動産業界ならではの用語やあるある
使ってる?使ってない?不動産専門用語!
不動産用語は、そもそも複雑な名称や独特な呼び方が多いといわれています。ここでは、普段不動産業界の営業担当がよく使う用語をご紹介します。皆さんはいくつ知っていますか?
- 重説(じゅうせつ)
- 重要事項説明書の略語です。賃貸物件や不動産物件の契約をする際には、この重要事項説明書を説明しなければなりません。なお、この重説の説明ができるのは、国家資格である宅地建物取引主任者だけとなっています。
- 賃契(ちんけい)
- 賃貸借契約書の略語です。賃貸物件の契約時に必要な書類で、この書類は宅建資格を持っていなくても説明ができます。ちなみに、売買契約書は、売契(ばいけい)といいます。
- 指値(さしね)
- 顧客から賃借料や売買金額の交渉が入ったときに使う用語です。「指値が入る」という時には、値段交渉をされているときということです。
- 飛ばし(とばし)
- 飛ばしとは、物件を案内せずに顧客だけで見てもらうことを言います。顧客の中には、一人でゆっくり見たい人も多いでしょう。また、営業担当としても楽と感じるかもしれません。
不動産業界あるある
不動産業界には、業界ならではのあるあるも多くあります。いくつかご紹介しましょう。
- 意外に厳しい宣伝活動
- 業界の外から見ると、店舗でゆったり仕事をしているように見えますが、何千枚ものチラシまきや、物件のプラカードを持って炎天下の中立ち続けるなど、結構な重労働もあります。ただ、苦労の末に顧客が来てくれると嬉しくなってしまいますよね。
- 週末は稼ぎ時
- 不動産業界では、土日が休みになることはほとんどありません。多くの人が休みだからこそ、物件の見学や契約などに訪れることができるためです。他の人と休みを合わせるのが難しいですが、すいている平日に休めることで、外出しやすいというメリットもあります。
- インセンティブの変動が大きい
- 獲得できた契約件数によっては、大きなインセンティブが得られることが多いようです。逆に、目標件数に達していなければインセンティブは発生しないため、その月の成績によって、得られる給与に大きな変動があります。
不動産営業の営業の特徴とやりがいポイント
不動産営業の特徴
統計では、不動産営業の平均年収は433万円となっており、圧倒的に男性が多く、全体の83%は男性が営業をしています。また、転職後も不動産業界に携わる方が多く、大変でありながらも、そのやりがいから不動産営業を続ける人は多くなっています。
参照:DODA「建設/不動産の営業とはどんな仕事?」
不動産営業のやりがい
それでは、実際に不動産営業の経験がある人は、どのようなことにやりがいを感じているのか、ご紹介していきます。
豊富な知識・経験を得られ、多額の報酬をもらえることも
毎月目標を達成していれば、上司から高い評価やインセンティブを得ることができます。ただし最近では、顧客でも非常に知識豊富な人も多く、適当な営業をしても契約に結び付けることは難しくなってきているようです。
そのため、契約を獲得するにはしっかりと知識をつけていく必要があります。結果的に目標達成に向けて頑張っていれば、豊富な知識と経験、多くの収入を得ることができるため、それらをやりがいにしている人が多いようです。
顧客からの感謝の気持ち
不動産の契約は、顧客にとってライフイベントの一つとなることが多く、不安が大きくなりやすいものです。そんなときに、不動産会社の営業担当が最適な提案をしてくれたおかげで満足な契約ができれば、感謝の気持ちもひとしおでしょう。
顧客にとって大きな買い物であるからこそ、感謝の言葉をもらうことができれば、それは営業担当にとってとても嬉しいものであるようです。顧客からの「ありがとう」や過去の顧客から指名されるときには、この仕事をしていて良かった、もっと頑張ろうという気持ちで一杯になることでしょう。
さいごに
不動産営業は、業務量が多かったり、肉体的にハードな側面がある一方、それ以上にやりがいや楽しいことも非常に多い仕事です。苦しい仕事でも、続けることでその一つひとつが社会人としての成長に繋がることでしょう。日々のスキルアップや成長を実感しながら、仕事を楽しんでいきましょう。
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