【BtoC企業に学ぶ】BtoB企業がスマホ広告に乗り出すべき理由とは?

突然ですがBtoB企業のみなさんは、スマホ広告に力を入れていますか?
「Webサイトの広告は力を入れているけど、スマホはそこまで...」
「スマホ広告まで手が回っていない...」
という人もいるかと思います。
現在の日本のスマホ広告市場は、BtoC企業がメインです。ですが、近年話題のコンテンツマーケティングのように、BtoCに来た市場の波は、遅れてBtoB企業にもやってくるものが多いですよね。ですので、今のうちにBtoC企業の動きを知って対策しておくことが、将来優位に働くはずです。
今回は、スマホ広告市場やスマホ施策の前提、今後の展望を紹介していきます。将来のスマホ戦略の参考になりましたら幸いです。
スマホの現状
まずはじめに、スマホ施策の前提となる、スマホの普及率といった現状から紹介したいと思います。
スマホの保有率
2016年の総務省の調査によると、スマホの保有率は56.8%と、約6割の人がスマホを保有しているようです。
また、スマホにおけるインターネットの利用率も57.9%と高く、スマホにおけるインターネットの存在は私達の生活において、当たり前になってきました。
約6割の人がスマホを所持し、インターネットを利用しているという状況は、ビジネスチャンスが多く眠っているということです。
スマホ広告市場について
では、実際のスマホ広告市場はどうなっているのでしょうか?D2CとCCIの調査によると、以下のような変遷を経ているようです。
スマホ広告市場がここまで伸びていたことに、筆者も驚きました。今後もスマホ広告市場が伸びていくのは、明らかですね。
次に、スマホ広告市場の内訳とそれぞれの成長ですが、運用型広告費の割合が最も高く、約78%の占有率を誇っています。種別成長率でいうと、どの分野も100%以上の成長を遂げており、今後も目が離せません。
また、ソーシャル広告とネイティブ広告の成長率も著しいです。
ソーシャル広告とは
ソーシャルメディア広告とは、その名の通り「ソーシャルメディアに掲載された広告」を指します。ソーシャルメディアへの掲載だけでなく、反応があった際に連携する仕組みもあるため、拡散数が多くなる可能性が高いです。別記事でも紹介していますが、BtoB企業も積極的に取り入れていることが要因の1つかもしれません。
ネイティブ広告とは
ネイティブ広告とは、「広告らしさがないような自然な広告」を指します。まるでコンテンツの一部であるかのようにユーザーと接触するので、一方的に商品を売り込む従来の広告とは異なります。ネイティブ広告については、CyberZとシード・プランニングの調査によると、2015年の市場規模は150億円、2017年には350億円に到達すると予測しており、スマホ広告で最もホットといっても過言ではない広告の種類です。
これら2つの広告に共通している理由として、スマホと相性が良いことがあげられます。ネイティブ広告は、
- ・コンテンツの一部であるかのように表示され、ユーザーの閲覧を阻害しにくい
- ・ユーザーに価値のある情報を届けたいという姿勢が強く、受け入れられやすい
ソーシャル広告は、
- ・価値があると判断されたコンテンツは、ユーザーを中心に自然と拡散されていく
そういった好循環が両者に生まれたことが、市場を引き上げる要因になっているのではないでしょうか。
時代はマルチプラットフォーム化へ
市場の変遷とその内訳を紹介してきましたが、スマホ広告の成長度合いを実感していただけましたでしょうか。また、ニュースサイトやキュレーションサイトの利用が伸びていくことも、ソーシャル広告とネイティブ広告といったスマホ広告市場が成長する要因のひとつなのでしょう。
情報収集するときにスマホを利用する...という経験はあなたにとってももはや当たり前のことかと思います。市場やビジネスパーソンの現状から、スマホは必須アイテムとなっているのです。ですから、スマホ広告対策を早急に対策することが、市場で勝ち抜いていくためには必要なのでしょう。
終わりに
いかがでしたでしょうかスマホ広告の市場から将来まで紹介してきましたが、BtoC業界でスマホ広告がホットなのを実感いただけましたでしょうか。MFI(MobileFirstIndex)やスマホアプリ化に代表されるように、今やBtoB業界でもスマホ対策は必須です。早めに対策することで、他社との差別化をしていきましょう。