スマホで時間チェックはNG!? 営業パーソンこそきちんとしたい、腕時計の選び方

現代において必要不可欠なスマートフォン(以下、スマホ)。スマホは、ただの携帯電話機能としてだけでなく、ネット接続によりさまざまなことに活用ができます。営業パーソンのビジネスツールとしても、重要なアイテムの一つになっていることでしょう。
しかし、スマホを時計代わりに使っている方はいませんか?実は、すごく失礼な行為になってしまう恐れがあるのです。ここでは、営業パーソンが腕時計をしたほうがいい理由をご紹介します。
腕時計をしない営業パーソンが増えている?
日常生活でもビジネスの場でも、スマホは重要なアイテムです。電話やメールを確認するだけではなく、ネット接続を通して資料を確認したり、ワークフローの決裁をしたりするなど、さまざまなシーンで活用できます。
このように非常に便利なスマホの登場で、市場において大きく影響を受けた分野があります。それが"腕時計"の分野です。
スマホを、肌身離さず持っているという方も多いかもしれません。そんなスマホは、ボタン一つで時間を確認することができます。そのため、普段の生活で腕時計を装着する必要がないと考える人が増えているのです。
さらに、スマホにはアラーム機能があるため、「家の中に目覚まし時計すらない」という人も増えています。
この時計に頼らない現象は、日常生活レベルにとどまるのではなく、ビジネスシーンでも見受けられるようになっています。つまり、営業パーソンであっても腕時計をつけていないケースが徐々に増えているのです。
一見すると、「スマホで時間が確認できるのだから、なくても問題ない」と考えてしまいがちですが、ビジネスの場では相手がいることを理解しておかなければなりません。
スマホでの時間チェックは相手に失礼
取引先が目の前にいる状態で、スマホを取り出して時間を確認するのは、マナー違反であると捉えられる恐れがあります。
日常生活の中で、ふとポケットからスマホを取り出して時間を確認するということはよくあることでしょう。しかし、ビジネスの場では、このポケットから取り出す行為が相手に失礼でありマナー違反であるとされているのです。
そのため、業務上スマホを使うことが多い人は、スマホを首からぶら下げているケースが多くあります。これは、ポケットに手を入れないために使われているのです。
また、時計を確認するとき本当にスマホで時間だけを見ることができるでしょうか。ふとスマホの画面を触ったときに別の通知があると、そちらに目が行ってしまうことはありませんか?
自分では何気なく見ていると思っているかもしれませんが、意外と相手に伝わってしまっていることも多くあります。
このように、たとえ仕事のためにしか使っていなかったとしても、取引先の目の前でスマホを触ることは、好まれるものではありません。相手に不快な印象に与えないためにも、時間を見るときはスマホではなく腕時計で確認することが理想なのです。
高価な腕時計は必要か?
「営業パーソンであれば、高価な腕時計をつけたほうがいい」といわれたことがある方もいるかもしれません。しかし、これはどの営業パーソンにも該当するものではなく、何の営業をしているかによって異なります。
たとえば、地方銀行や信用金庫で融資などを担当している営業パーソンは、高価な腕時計を身につけることはまずないといわれています。
なぜなら、彼らの顧客は地域の商店を経営している店主や個人事業主などであるからです。腕時計とは、相手と面と向かって話をしている際に、非常に目立つものです。個人商店や個人事業主を相手にする場合、あまりに高価な腕時計が目立ってしまうと、相手は良い印象を受けないでしょう。
逆に不動産関係の仕事に就いていて、顧客がお金持ちの人が多い場合は、あまりにも安すぎる腕時計は好まれません。
このように、腕時計はTPOに合わせて適切なものを選ぶ必要があります。必ずしも高価なブランド腕時計でないと通用しないというわけではありませんが、自分自身のブランディングのため、営業実績を証明するためにも無名の腕時計ではなく、多少高価なものを選ぶ方も多いようです。自分が必要としている腕時計を選ぶことも、営業パーソンの仕事の一つといえるでしょう。
腕時計の選び方は?
顧客に合わせて、高価すぎず、安物すぎない腕時計がおすすめですが、その他の選択のポイントはどのようなものがあるでしょうか。
まず、できるだけ避けておきたいのは、スポーツ系のカジュアルなデジタルウォッチです。高価なブランド時計もありますが、やはりカジュアルすぎて幼い印象を与えてしまうためおすすめできません。
ビジネスシーンで適している腕時計としては、ステンレスや革製のベルトの時計が無難でしょう。ただし、ゴールドカラーは、派手な印象を与えてしまいやすいので避けたほうが良さそうです。シルバーなどは、あまり主張しすぎない印象のためビジネスシーンでも使いやすい傾向です。
一方、女性の場合は「多少ポップなものでも受け入れられるのでは?」と感じている方もいるかもしれません。
たしかに、取引先相手は男性であることが多く、あまり女性物のブランド時計に詳しくない傾向が強いです。しかし、それでもカジュアルすぎるものやポップすぎるものは、ブランドを知っていなくても目につきやすいです。あまり華美になりすぎない程度に抑えるほうが良いでしょう。
まとめ
さまざまなものに活用できるスマホですが、時計機能に関してはビジネスシーンで使用しないほうが賢明です。
相手から失礼だと感じられてしまうため、スマホではなく腕時計で時間を確認するようにしましょう。そのためにも、普段から、ビジネスシーンでは腕時計を着用するように意識することをおすすめします。