メールマーケティングでよくある失敗とその策5選。「送って終わり」にしないポイント

最近ではメールマーケティングに取り組んでいる企業も増えてきていると思いますが、「なかなか成果が出ない」「なんとなく続けている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はメールマーケティングで起こりがちな失敗から、その対策や効果を出すためのヒントをご紹介したいと思います。
失敗①:目的を決めずにメールマーケティングを始めてしまった
メールマーケティングは、比較的簡単にスタートできる施策のひとつです。だからこそ、「とりあえず始めてみる」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、目的をきちんと設定していないとメールを配信した成果も判断できませんし、どの指標をみてどう改善すべきかもわかりません。結果、なんとなく続けてはいるが、本当に成果が出ているのか、どの程度貢献しているのかがよく判らない施策になってしまう可能性があります。
対策:事前に目的とKPIを整理・設定しましょう
メールマーケティングを行う前に、きちんと目的とKPIを決めておきましょう。
そうすれば、目的を達成する為にどんな内容で送ればよいか、どんなKPIを見て評価・改善を行えばよいか、KPIを定点で追うために、どんな設定やツールを使用したらよいかが明確になります。その上で定期的に施策の振り返りを行いましょう。
失敗②:定期的に配信することが目的になってしまう
前述の話に近くはなりますが、きちんと目的をきめていなかったり配信の計画を考えていないと、「毎月○日に配信」というスケジュールを守るためにメールを間に合わせで作ることになってしまいます。メールマガジンの目的が「メールを送ることでコミュニケーションをとり、関係性を作る」ことから「メールを送ること」そのものになってしまっては、成果はあがりません。
対策:きちんと配信の計画を立てる
配信のスケジュールと計画を立て、ユーザーがどのような情報を欲しいと感じているかをきちんと考えてコンテンツを用意しましょう。
失敗③:質より量。とにかくメールを送ってしまっている
メールマガジンを様々な内容で送っているが、配信リストを精査せず、いつも全員に送ってしまっている方もいるかもしれません。確かに全員に送った方が、一見機会損失も少ないように見えるかもしれませんが、興味のない内容もどんどん送ってくるメールは、そのうち見ることすらされなくなります。たとえその中に、本当に有益な情報があったとしてもです。始める段階においては全員に配信して、その後、開封やURLクリックの有無によって興味のある内容を精査するのであれば良いですが、精度を考えず配信数にばかりこだわると、そのうち「読んでもらえないメール」になってしまうでしょう。
対策:興味のある人に興味のある内容を届ける
それぞれの行動や興味度合いを分析して興味のあるユーザーをセグメントして配信し、「有益なメールだ」と認識してもらえるように配信設計をしましょう。
失敗④:メルマガばかりが届く
メールマーケティングを行う時に、基本的にメルマガを配信することが多いとは思いますが、そればかりでは「機械的」なってしまいがちです。メルマガはあくまでメルマガなので、それだけではユーザーの心をつかむことは難しいかもしれません。
対策:私信もうまく織り交ぜてメールマーケティングを行う
メルマガももちろん有効な施策のひとつですが、興味度合いの高そうな方へ個別にメールを送ったり、営業担当からの私信風のメールを定期的に織り交ぜる事で、ユーザーと良い関係が構築できます。
失敗⑤:配信側が伝えたい内容で配信してしまう
せっかくメールを送るのだから、「あれもこれもお知らせしたい」「この商品のリードが欲しい」という気持ちもあるかとは思いますが、メールマーケティングで大切なことは、ユーザーに有益と思ってもらい、継続的にコミュニケーションを取れる関係性を作っていくことです。こちらの伝えたいこと、見て欲しいことばかり並べていては、ユーザーはメールの内容に興味を持ってくれません。
対策:ユーザーが興味のある内容を盛り込んで送る
まずはメールの内容に興味を持ってもらい、有益な内容だと思ってもらうことが大切です。ユーザーを理解して、興味のある内容を送るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
上記以外にも、細かい点も含め失敗しがちなことを上げればキリがありませんが、まずは5つの内容を見直してみてはいかがでしょうか。失敗をただの失敗と思わず、それを起点として改善を続けることで、自社にあったメールマーケティングの方法を見つけてみてください。
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