コンバージョン倍増!ランディングページ作成の際に押さえておくべきこと

ランディングページは、「インターネット広告などを通じて集客したユーザーを説得し、目的の行動(お問い合わせなどのコンバージョン)を取ってもらうなどの目的に特化した一枚のページ」を指す言葉で、LP(エルピー)とも呼ばれます。
インターネット広告などで集客した特定ユーザーへのアプローチに特化したページなので、ユーザーへうまくサービスの魅力を伝え、お問い合わせや会員登録などを行ってもらうことで、売上向上に直結させることができます。そのため、Webマーケティングにおいてランディングページの作成・最適化は非常に重要な要素のひとつです。
この記事では、ランディングページを作成するメリット、作成する上で押さえておくべき基本的なポイントをご紹介したいと思います。
ランディングページ作成の目的・メリット
ランディングページを作成する目的は、コンバージョンを最大化することです。コンバージョンとは会員登録やお問い合わせ、購買等、サイト上で行われるビジネス成果に繋がる行動のことです。通常のWebサイトでもコンバージョンを獲得することはできますが、敢えてランディングページを作成するメリットは大きく以下の3つが挙げられます。
- ①特定のユーザーに特化した訴求ができる
- ②コンバージョンまでのステップを少なくできる
- ③比較的安価に作成できる
①特定のユーザーに特化した訴求ができる
ランディングページは広告などの集客施策とセットです。様々なニーズや課題感を持ったユーザーに対応しているWebサイトとは異なり、特定のニーズを持ったユーザーに訴求する広告などに合わせて、そのニーズを満たすようなコンテンツを見せることができます。
②コンバージョンまでのステップを少なくできる
Webサイトでコンバージョンを獲得する上で、大きな課題となるのが離脱率です。例えば遷移率が10%であれば、ページを訪れた100人のユーザーのうち90人がそのページでサイトから離脱してしまうのです。
その点ランディングページでは、サイト来訪~コンバージョンまでを1ページ(もしくは1ページ+フォーム)のみで完結させることができるため、必然的にCVRが高くなります。
③比較的安価に作成できる
コンバージョンを増加させるためサイト改善をしよう!と思っても、デザイン変更や導線の変更は影響範囲が大きく、時間も費用もかかってしまいます。ランディングページはページも少なく他への影響もほとんどないため、サイト全体の変更に比べて安価かつスピーディーに作成することができます。
ランディングページ作成のポイント
ここからは実際にランディングページを作る際の5つのポイントを、構成に沿って順に解説していきます。
- ①ファーストビュー(キャッチコピー、画像)
- ②商品説明(メリット)
- ③差別化
- ④利用者の声、Q&A
- ⑤CTA (アクション)
①キャッチコピー
ページが表示されたとき最初に見える部分(ファーストビュー)はランディングページにとって最も重要な部分です。ファーストビューには商品の特性とユーザーにとってのメリットを表現したキャッチコピー、商品の画像またはサービス内容をイメージできる画像を盛り込みましょう。ユーザーに信頼感を与えるために、企業ロゴや実績(導入者数や導入企業のロゴなど)を見せることも有効です。
②商品説明(メリット)
続いて商品の説明に入ります。商品の説明はユーザーにとってのメリットを書くようにしましょう。書きたいポイントが多くあったとしても、よりユーザーにとって価値の高いもの数点に絞り端的に書くことが重要です。メリットを直感的に理解できるような画像やイラストを使うとより効果的です。
③差別化
BtoBなどの比較検討されやすい商材では、比較表を用いたり商品の強みを訴求するなど、競合他社との違いを整理することが重要です。他社との差別化ポイントを明確にすることで、製品に対する理解を深めることができます。
④利用者の声、Q&A
ひと通り読み進めたユーザーに最後のひと押しとして、利用者の声や導入事例を見せましょう。製品・サービスの導入後のイメージを具体的にすることで安心感を与えたり導入意欲を高めることができます。また、よくある質問をQ&Aとしてまとめれば、これまでの部分で生じた細かい疑問などを解消させることができます。
⑤CTA(アクション)
CTAとはCall To Action(コールトゥアクション)の略で、ユーザーに行動喚起させる部分のことです。具体的にはお問い合わせや購入などのボタンやリンクのことを指します。CTAはファーストビューに並び、ランディングページの構成でも重要な箇所のひとつです。
以下の点に注意して、コンバージョンの最大化を目指しましょう。
・「無料で」「いますぐ」「まずは」などより行動を起こしやすくする言葉を付与する
・ページに埋もれないよう、目につきやすい色にする
・目につきやすいよう、大きめにする
また、ランディングページは比較的スクロールが多くなるため、ヘッダー部分や各コンテンツの間に設置するなどして、ユーザーがいつでもコンバージョンに至れる状態にしておくことが大切です。
まとめ
この記事ではランディングページの目的、メリット、作成時のポイントをご紹介しました。また、ランディングページを作成しても、思うような成果が出ない場合もありますので、継続的に改善を行うことで、より成果を高めることができます。
ランディングページを活用したことがある方もない方も、これを機に、再度施策を見直してみてはいかがでしょうか。