知ってて当たり前!?カフェでの商談マナーをクイズ形式で解説

あなたも商談の合間に立ち寄ったカフェで、ビジネスパーソン同士が打ち合わせや商談を行っている姿を見たことがあるのではないでしょうか。カフェでの商談が高頻度であるものではありませんが、いざ商談場所にカフェを指定されると、何に気をつければよいのか分からないものです。
そこで、今回はカフェでの商談で注意したいマナーとして抑えておくべき7つのポイントを、クイズ形式で解説していきます。ぜひこの記事を参考にして、カフェでの商談に焦らずに臨んでいただけると幸いです。
なぜカフェで商談をするのか?
そもそも、なぜカフェで商談することがあるのでしょうか?大きく分けて2つの理由があると考えられます。
一つ目は、先方のオフィスの会議室が空いていない、ということです。他の商談ですでに会議室がいっぱいになっていたり、オフィス移転やリニューアル中で会議室が使えなかったりと、さまざまな理由があります。
二つ目は、先方の目的が「顔合わせ」であることです。「まずは営業の人となりを知りたい」との考えから、初めての商談では具体的な製品/サービスの話を聞かない人もいます。その際には、会社の商談スペースや会議室で話すよりも、カフェの方がフランクに話せると考えて、先方はカフェを指定しているのです。
この2つの背景が分かると、商談相手がカフェを指定してきた理由や商談目的を把握することもできますので、抑えておくとよいでしょう。
何問正解できる?カフェ商談のマナー
カフェ商談が増えている理由を把握できたところで、カフェでの商談で気をつけたいポイント7つをクイズ形式で確認していきましょう。あなたは何問正解できるでしょうか?
※チェック項目のみを知りたい方は、ページ下部でまとめてご紹介しています。→コチラ
【第1問】どんなカフェで商談すべき?
- 商談相手から、「自分も外出しているから商談はカフェで行いたい」という連絡がありました。さて、あなたはどんなカフェを選びますか?
-
- ① 静かで落ち着いたカフェ
- ② 少しざわついたカフェ
<解説>
落ち着いて商談できるスペースとしては、「少しざわついた」カフェがよいでしょう。もちろん静かなカフェでもお互い話に集中できてよいのですが、あまりに静かすぎると、周りの人に先方の抱えている課題や機密情報が漏れ聞こえてしまう場合があり、嫌がられることもありますので注意が必要です。
また、先方の同業者が多く集まる地域やお店などが分かる場合は、できるだけ避けるといった配慮もあるとなおよいですね。カフェの他にも、ホテルのラウンジ、ファミレスなども候補として挙がることもありますので、複数検討してみましょう。
<第1問の答え>②
【第2問】商談前に伝えておくべき情報は?
- 商談するカフェを決めたあなた。商談相手にはどんな情報をメールで伝えてますか?
-
- ① カフェの場所
- ② あなたの電話番号
- ③ あなたの特徴
<解説>
商談するカフェが決まったら、メールで先方に連絡しましょう。伝えておくべき項目は、「カフェの場所とURL」、「待ち合わせのときに繋がるあなたの携帯電話番号」、「あなたの目印となる特徴」です。この3つがあればカフェで落ち合えるでしょう。
また、カフェで待ち合わせする以外にも、分かりにくい場所にあるカフェであれば、最寄り駅で集合して一緒に向かうことも考えてみてくださいね。その際は、カフェをあらかじめ予約しておきましょう。
<第2問の答え>①、②、③ すべて正解
【第3問】商談するのに適した場所はどこ?
- 商談当日。先にカフェに着いたあなたは席をとっておくことにしました。さて、どこのテーブルを選びますか?
-
- ① すぐに見つけられる入り口から近いテーブル
- ② 入り口からは見えにくい奥のテーブル
<解説>
カフェには目安20分前には到着して、商談相手も座れるテーブルを確保しておきましょう。混雑していて、揃ったときにはまだ外で並んでいることがないように、気をつけてくださいね。
到着したら可能な限り、カフェの「奥」の「角」、資料なども広げて置ける「広い」テーブルの「禁煙席」を確保してください。両隣に他のお客様がいると安心して話せないこともありますし、テーブルが小さすぎると資料やパソコンを置けずに苦労するでしょう。
<第3問の答え>②
【第4問】商談相手にはどちら側に座ってもらう?
- 商談相手がカフェに到着しました。さて、あなたは商談相手にはどちら側に座ってもらいますか?
-
- ① 壁側
- ② 通路側
<解説>
まず、先方がカフェに到着したら、席を立って出迎えましょう。作業に集中していて、気付くのが遅くならないように、時間には注意しておいてくださいね。そして、商談相手に座ってもらう位置ですが、基本的には「壁側」で問題ありません。ただ、壁側だとカフェのフロアが丸見えで集中できない人もいますので、「上座よりも快適性」を意識して配慮してみてください。
また、最初に禁煙席を選んでいますが、商談相手が喫煙者であることが分かったのであれば、喫煙席が空いたタイミングで移動することを提案してみてもよいかもしれませんね。
<第4問の答え>①が理想、状況によっては②もあり
【第5問】カフェで注文する飲み物、どこまでがOK?
- 商談に入る前に、飲み物の注文をすることに。さて、次のなかで商談での飲み物として相応しくないものはどれでしょう?
-
- ① 紅茶
- ② コーヒー
- ③ オレンジジュース
- ④ メロンソーダ
<解説>
商談相手が席についたら、いきなり商談を始めず、飲み物を注文しましょう。紅茶かコーヒーが無難で、飲めないならオレンジジュースくらいまではマナー上でセーフとされています。メロンソーダは飲むことに集中してしまい、商談が進みにくくなります。相手に何を飲むか聞いて、同じものを頼むのが無難でしょう。
<第5問の答え>④
【第6問】声のボリュームは普段の商談と変えるべき?
- いつもは元気にハキハキと話すあなた。さて、カフェ商談の際はどんな声で進めますか?
-
- ① 自信が伝わるハキハキと大きな声
- ② 落ち着いたトーンで相手に伝わる大きさの声
<解説>
オープンスペースであるカフェでの商談では、特に声の大きさへの注意が必要です。周りの声にかき消されるような小さな声ですと相手に伝わりませんし、周囲に内容が漏れてしまうほどの大きな声も相応しくありません。普段会議室では大きな声で商談しているとしても、カフェでは落ち着いたトーンで、相手に伝わるくらいの大きさの声で話すようにしてください。個人情報・機密情報の取り扱いにも同時に注意してくださいね。
また、商談を始める前に相手の次の予定を確認できるとさらによいでしょう。場所によっては早めに出ないといけないこともありますので、「何時にここを出ればよいか」を確認してみてください。
<第6問の答え>②
【第7問】 カフェ代はどちらが負担すべき?
- 無事商談が終わり、カフェを出ることに。商談相手は「私が払います」と言っているが...あなたはどうする?
-
- ① 「こちらがお願いして時間をいただいたので」と自分が払う
- ② 「ありがとうございます」と素直にご馳走になる
<解説>
商談終了後、カフェでの飲食代・打ち合わせ代は「営業側」が支払います。商談相手が「払いますよ」と言うこともありますが、基本的には製品/サービスの紹介をさせていただいた立場の営業が払います。また、セルフサービス形式のカフェであれば、商談相手が着席したときに注文するものを聞いて、まとめて2人分支払う必要があるので、注意してください。
<第7問の答え>①
7つの注意点をおさらいしよう!
何問正解できましたでしょうか?抑えておきたいポイントを、解説と合わせて覚えておくと、自信をもってカフェでの商談に臨めますよ。
最後に要点をまとめておきますので、再度確認してみてください。
- ① 商談場所は少しざわついたカフェを選ぶ
- ② カフェが確定したら、場所と地図URL、携帯電話番号、目印になる特徴をメールする
- ③ 20分前に到着して、カフェの奥・角・広い・禁煙席を確保する
- ④ 基本的には相手は壁側、ただし上座よりも快適性を優先する
- ⑤ コーヒーか紅茶を注文するか、相手と同じものを頼む
- ⑥ 落ち着いたトーンで相手に伝わる大きさの声で話す
- ⑦ 会計では呼び出した営業側が二人分支払う
さいごに
カフェ商談ならではの気をつけるポイントをご理解いただけましたでしょうか。
中には、カフェ商談で気をつける7つのポイントが「どれも基本的なことだ」と感じた方もいると思います。相手のことを配慮してカフェ商談をセッティングし、基本的なマナーを守っていれば大丈夫なのです。
ぜひ今回ご紹介した7つのポイントを確実に抑え、カフェであってもいつも通りの商談をできるようにしてくださいね!
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