【事例あり】読まれる記事タイトルをつけるための4つのポイント!

BtoB企業でも、オウンドメディアを運営したり、メルマガを発行したりする企業が増えています。担当者は日々頭を悩ませながら記事を書いていることと思いますが、それらの記事、読んで欲しい人にしっかり読まれていますか?
もし「思ったより読まれない...」「なかなかクリックしてもらえない...」といったお悩みがある場合、その原因はタイトルにあるかもしれません。
そこで今回は、記事タイトルの重要性とユーザーに読んでもらうためのポイント、実際にタイトルを考える上での注意点についてまとめました。
その記事が読まれるかどうかは、タイトルで決まる
例えばGoogleの検索画面で、あなたの記事がユーザーの目に触れるところを想像してみてください。
画面の中には10以上の記事が並び、それぞれのタイトルと、少しの説明文が表示されます。その検索結果に並んでいる記事を、上から下まで全て読むというユーザーは、ほぼいないと言っても良いでしょう。ほとんどのユーザーは、その中から読みたいと思うものを数記事選んで読みます。
この時、どの記事を読むか判断するための重要な基準になるのが、タイトルなのです。タイトルでユーザーの目に留まらなければ、周りの記事に埋もれてしまい、あなたの記事が読んでもらえる可能性は極めて低くなってしまいます。
これはGoogleの検索画面に限った話ではなく、SNSのタイムラインやニュースの一覧、メールの受信ボックスなど、記事が読者の目に触れるほとんどの場面で同じことが言えます。記事でもメールでも、読んで欲しいユーザーに読まれるかどうかは、タイトルで決まると言っても過言ではありません。
いくら魅力的で役に立つ記事を書いたとしても、中身を読んでもらえなければ意味がないですよね。タイトル次第で、記事を読んでくれるユーザーの数が跳ね上がる可能性も高く、たくさんの人に読まれているオウンドメディアでは、全体の時間の、実に70%以上をタイトルにかけているとも言われています。
あなたの記事も、より多くのユーザーに読んでもらうために、魅力的なタイトルをつけましょう。
魅力的なタイトルをつけるための、4つのポイント
では、どうすれば魅力的なタイトルがつけられるのでしょうか。いくつかのポイントをご紹介します。
読んでもらいたい人(ターゲット)を絞る
その記事のターゲットが誰なのかを、タイトルで明らかにしましょう。例えば「初心者必見」や「〇〇な人向け」といったように、どんな人の役に立つ記事なのかを明記します。対象となるユーザーが見た際に、自分ごととしてより興味を持ってもらいやすくなります。
この時のポイントは、ターゲットが実際に使いそうな言葉を使うことです。例えば、同じマーケティングに関する記事でも、今日からマーケティングを担当になった新入社員と、何年も経験を積んだベテランマーケターとでは、知っている言葉も普段から使う言葉も違いますよね。どれほどの専門用語を取り入れるべきか、何か検索する際はどんな言葉を使いそうか、記事のターゲット像を想像して、その相手の留まりそうな言葉を想定しましょう。
これはタイトルに限らず、記事の内容にも言えることです。読んでもらいたいターゲットに合わせた言葉を使って、ターゲットの知識レベルやスキルに合わせた内容にすることで、満足してもらえる記事になります。ターゲットも記事の内容も広くしてしまっては、結局誰にとっても物足りない記事になってしまうでしょう。
役に立つことを伝える
人が何かしらの記事を読むのは、そこから何かを得たいからです。あなたも、「○○について詳しく知りたい」と思ったときにGoogle検索をしたり、SNSで目にした「仕事のヒントになりそう」と思った記事を読んだりしますよね?
問題を解決したい人や、望みを叶えたい人に、「この記事はあなたにとって有益ですよ」と伝えることで、読んでもらいやすくなるということです。そのためには、一目で役に立ちそうと思ってもらえるタイトルをつけましょう。
どんな風に役立つのかをタイトルで具体的にすると、ユーザーも内容を想像しやすく、読んでみようと思えます。「~の方法」「~のテクニック」「~の効果」といった言葉を使っても効果的ですね。
言いたいことは一つに絞る
記事に書かれていることをあれもこれもと並べていては、冗長なタイトルになってしまいます。タイトルにすべてを詰め込もうとせず、その記事を要約すると何になるのかを考え、一番言いたいことをタイトルにしましょう。
ただし、一番言いたいことを考えた結果、漠然としてしまっては効果がありません。例えば「○○○について」ではなく、「○○○を△△△のために▲▲▲する方法」といったように、その効果やシチュエーションを具体的に伝えるようにしましょう。1つの文章で伝わりづらい時は、2つの文章に分けても良いですね。
他のタイトルと並んだときの見た目を想定する
先にお話した通りタイトルは、他の記事のタイトルと一緒に並んでユーザーの目に触れる場合がほとんどです。他のタイトルに圧されて埋もれてしまっていてはなかなか読んでもらえないので、一覧の中で目を引く工夫がしたいですね。そのためのテクニックを、いくつかご紹介します。
- 数字を使う
- タイトルに数字が含まれていると、より具体的に感じられ、説得力が増します。また、記事を読む前に情報量が想定できるため、ユーザーが安心して読み始められるという効果もあります。
- 例:「30日間で~する」「~のための3ステップ」
- 簡単さを伝える
- 記事を読む人のほとんどが、少しでも早く、楽に結果を得たいと思うものです。その心理を利用しましょう。
- 例:「~のこれだけ押さえる」「~だけで大丈夫」
- 疑問形にする
- 「?」で終わるタイトルにすることで、続きが気になって読んでもらいやすくなります。
- 例:「~って本当?」「~の理由とは?」
- 常識に反した言い方をする
- 当然だと広く思われていることの逆を唱えることで、ユーザーの目を引きます。
- 例:「営業しなくていい」「非効率が効果的」
- リアリティを持たせる
- 筆者の考えや知識だけではなく、実際に行われた内容だということを伝えて説得力を出します。
- 例:「実録!~」「〇〇の結果、~」
- 不安を煽る
- ユーザーをひやりとさせるようなタイトルで、確認せずにいられなくなる効果が出ます。
- 例:「本当に大丈夫?~」「間違っていませんか?~」
- 緊急性を伝える
- 今すぐ読むべきと思ってもらうことで、ユーザーの行動を促します。
- 例:「今ならまだ間に合う!~」「まだ○○してる?」
- 偉人名、著名人を出す
- 誰もが知っている偉人の名前や、その業界での著名人の名前を含めて、ユーザーの目を引きます。
- 例:「○○○○(偉人)に学ぶ~」「△△△△(著名人)も実践している~」
- 【 】、< >などの記号を使う
- 目立たせたい箇所を【】などの記号で囲むことによって、その部分がよりユーザーの目に留まりやすくようになります。
- 例:「【初心者向け】」「【最新】」
これらの方法と併せて、競合する記事のタイトルを見てみても良いですね。検索結果の一覧に出てくるタイトルや、競合社の発信している投稿やメルマガのタイトルが、あなたのタイトルが並んだ時に、ユーザーの目にどう映るか比較してみましょう。
記事のタイトルと同様、キャッチコピーに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?タイトル次第で記事が読まれるか決まるのと同じように、キャッチコピーが読む人の心に刺さるかどうかで、商品に興味を持ってくれるユーザーの数は大きく変わります。魅力的なキャッチコピーの付け方は、魅力的な記事タイトルの付け方にも参考になるので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
解説記事:そのコピー、刺さってる? 魅力的なコピーの考え方 具体例5つ
タイトルをつける際の注意点
ここまでは、記事を読んでもらうためのタイトルの付け方をご紹介しました。しかし、そもそもの目的はただ読んでもらうことではなく、内容に満足してもらい、興味を持ってもらうことや、ファンになってもらうことですよね。その目的に逆効果なタイトルにならないように、以下の点に注意してください。
中身と全く違うタイトルはつけない
タイトルに惹かれて記事を読んでみたのに、想像した内容でなければがっかりしますよね。ユーザーは裏切られたように思い、Webサイトや会社の印象も悪くなってしまいます。当たり前のことですが、タイトルから連想する記事の中身に相違がないようにしましょう。
魅力的なタイトルをつけようと、じっくり時間をかけて考えている間に、本人の認識がないまま中身と違うタイトルをつけてしまっている場合もあります。最終的に決める前に今一度確認するようにしましょう。周りの誰かに見てもらうのも良いですね。
誇大な表現にしない
いくら目を引きたいからと言って、実際の内容よりも大げさなタイトルはつけないようにしましょう。タイトルに惹かれてその記事はたくさんの人が読んでくれるかもしれませんが、読んだユーザーからのサイトへの信頼が下がってしまい、後々の読者を失うことに繋がります。
もし誇大表現と捉えられてしまう恐れがある場合は、その根拠を記事で明確にしましょう。
やりすぎない
魅力的なタイトルの付け方でご紹介したようなユーザーの目を引くテクニックを、使いすぎないように注意しましょう。
もしWebサイトの記事の一覧に、「~3つの方法」「~4つの秘訣」「~5つのヒント」というタイトルが並んでいたらどうでしょう?うんざりすると思いませんか?他の記事を読もうという気はなくなりそうですよね。
先にも述べましたが、記事の目的は、その記事だけを読んでもらう事ではなく、サイトや会社に興味を持ってもらう、ファンになってもらうことの場合がほとんどだと思います。無駄にユーザーの印象を悪くしないよう、全体のバランスも見ながらタイトルを決めましょう。
まとめ
記事をより多くのユーザーに読んでもらうためには、いかに読みたくなるタイトルをつけるかが重要です。タイトル次第では、これまで以上にたくさんのユーザーにあなたの記事を読んでもらえるようになるでしょう。
正解がないため、いくら考えても迷ってしまい、タイトルが決まらないという場合もあるでしょう。時間ばかりかかってしまう場合には、一度記事を公開して、ユーザーの反応を確認してから修正しても良いですね。ご紹介した内容を元に、さまざまなタイトルを試してみてください。
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