INNOVATION

ベンチャー社長ブログ -イノベーション代表富田-

私の読書

ザ・会社改造 三枝 匡

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気になっていた三枝さんの新書。

サブタイトルは 340人からグローバル1万人企業へ!
「V字回復の経営」が有名だが一昨年出版された本書を読んだ。

三枝さんは、ターンアラウンド・スペシャリスト=事業再生専門家として素晴らしい実績を上げられた方。
コマツなど大手企業の再生、そしてミスミを創業社長田口さんから引き継いだ経営のプロ。
2001年売上高500億円だったミスミを社長就任後4年で1000億円に。
そして、上場部品製造会社を買収。モデルを大きく発展させグローバル企業に変革。
12年後、売上高は2000億円に!

長期にわたる経営改革ドラマは、私達経営者にノウハウだけでなく元気と勇気を与えてくれる。
ご自身の経営技量を3点にまとめている。

  1. 組織末端まで戦略を落とし込み皆を熱くする「戦略の術」
  2. 動きにくい組織を再生させるための「組織の術」
  3. 「人を見分ける術」

戦略、組織、そして人。まさに経営そのものだ。
経営戦略のフレームワーク、そして組織・人に徹底的に拘る彼の姿勢は、経営に携わる者にとってど真ん中のナレッジだ。

私が学んだこと、メモしたことをざっと挙げてみる。

・経営者の切断力
惰性にしてきた経営の流れを一旦切断し、組織の新しい方向性を導き出しそれを実行すること。
そのためには問題の本質に迫り、問題の構図を単純化すること。

・経営の修羅場
修羅場の多くは戦略系だが、その苦しさを増幅されるのは人間系、政治系の動きである。

・因果関係の分解と抽出
 人はもつれた糸を手に負える大きさまで分解しないと中身を理解できない。
混沌を支配している重要な因果律を探し指すのは「論理的な作業」である。

・事業モデルを正しく認識し共有する 
 分かっているようで理解されていない自社の事業モデル。この理解を強化するために何日かけてでも徹底的に議論して戦略を考える。

・3枚セットのシナリオの作成
1枚目 現実直視、問題の本質、強烈な反省論
2枚目 問題の根源を解決するための改革シナリオ、戦略、計画、対策
3枚目 アクションプラン

・優良なリーダーほどフレームワークをたくさん持っている。
・ベンチャー経営の鬼門はお金ではない、戦略だ。頑張りは大事だが、仕組みによる強さがないと成長が頭打ちになる。
・弱みを明確にすること
・ABC アクティビティベースドコスティングの重要性。
・優れた戦略の要諦とは 絞りと集中 シンプルな目標の提示 ストーリー性。
 それにはリーダーによる熱い語り、リーダーによるハンズオンの姿勢。
・EARLY WIN 早期の成果で自信をつける。
・叱り方に関するフレームワークの必要性。

経営とはなにか?
優れたリーダーとは何か?を示唆してくれる良書である。
日々学び、成長していこう。

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