行動指針 〜お客様を第一に考え、価値のあるサービスのみを提供します。〜
行動指針
「お客様を第一に考え、価値のあるサービスのみを提供します。」
会社が最も大切にしなければならないのは誰なのか?
社員?株主?お客様?地域社会? 色々な意見があります。
「会社は全てのステークホルダー(利害関係者)の価値を最大化するために存在する。」という定義があります。
であれば、誰が一番はなく全てという答えがベストアンサーでしょう。
でも当社は「お客様を第一に考え」とinno-ismの行動指針で伝えています。
今回は、これについてコメントしたいと思います。
社員・株主満足の向上
例えば、「社員が最も大切」という会社があったとします。
社員の満足向上を最大化させるのが一番であれば、仕事のやりがいも当然のことながら、給与も賞与も最高であるべきだし、福利厚生も充実した方がいい。
待遇を最大限にするためには、お客様への販売額をできる限り高くし、経費を削り、利益を出す。
その利益からできるだけ多くを社員に還元する。
でも、お財布は一つです。
会社ができるだけ利益を多く出そうとすれば、お客様は高い金額を支払うことになります。
競争がなければ、高い価格は維持できるかもしれませんが、残念ながらそんなことはありません。
価格が価値に合わなければ、お客様はサービスや商品を使わない、また競合を使うという選択肢があります。
会社が利益を出しすぎれば、お客様は離れていきます。
また社員への還元が多ければ多いほど、株主還元は減ります。
株主が望んでいる「内部留保を厚くし企業価値をあげる」「適切な配当をもらう」という利害と完全に相反します。
パートナー
パートナー(外注先)から会社を見てみましょう。
外注先の発注金額をできるだけ下げれば、会社に利益は残ります。
しかし、発注金額を下げすぎるとパートナーも離れて、安い金額で引き受けてくれるパートナーしか残りません。
その結果、質も低下し事業に支障をきたす可能性があります。
地域社会
また国や自治体から見てみましょう。
できるだけ税金を減らす(節税)ことは会社の維持には大切かもしれません。
でもすべての会社が過度の節税をしたら、税収が減り社会インフラに支障が起き、最後には個人や法人の生活に影響を及ぼすでしょう。
やはりお客様
会社の資産は有限です。
ヒト、モノ、カネ、情報といった限られた資産をどこに振り分けるのか?
まさに会社の経営者の判断になります。
全部のステークホルダーの価値を最大化させるためのスタートそして原資はお客様です。
お客様に高い価値を提供していれば、高額でもお支払いいただけます。
かつ価値が提供し続けられれば、継続して売上が上がり利益が出ます。
そこでその原資をもとに社員の待遇を上げたり、株主へ還元出来たり、パートナーとより良いお付き合いが出来たり、多くの納税が出来るのです。
私は、ずっと社員を大切にしたいと思っています。
世の中には多くの会社があり、他の会社に行くこともできるのに当社で頑張ってくれるみんな。
本当に感謝しているし、一人ひとりの満足度をあげたいと考えてきました。
彼らが本当にイノベーションに入ってよかった。
ここで働けて幸せだと思ってもらえる環境を提供したいのです。
また、株主やパートナーも同じ様にとても大切です。
皆さんがいなければ当社は存在できません。
いつも感謝の気持ちでお付き合いしたいと思っています。
だからこそ、一番始めのスタートであり売上や利益という原資を提供していただける「お客様」を第一に考え、価値のあるサービスを提供する必要があるのです
当たり前のことですが再度振り返ってみました。
整理してみて改めて常にビジネスの基本を見直す大切さを感じました。