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【レポート】コンテンツマーケティングワールド2015 2日目

【レポート】コンテンツマーケティングワールド2015 
2日目の気づきと全体を通じて

※当記事内のFacebook画像は、Content Marketing Worldの許可を得て転載しております。

9月中旬に弊社代表である富田と私は、米オハイオ州のクリーブランドで開催されたコンテンツマーケティング最大級のイベント「コンテンツマーケティングワールド(Content Marketing World )」に参加してきました。前回投稿の記事では「アメリカ人マーケターが考えるコンテンツマーケティングとは」や、「コンテンツマーケティングに関する彼らの熱の入れ具合」など、私が気づいた5つのポイントを紹介させて頂きました。

今回は2日目のセッションとカンファレンス全体を通じて気づいた、4点を共有いたします。 それでは、まず2日目のセッションの中から紹介していきます。

1.コンテンツは王様ではなく、顧客が王様

コンテンツマーケティングが注目されるようになり、「Content is King」(コンテンツは王様)といわれるようになりました。しかし、インターネット上のコンテンツの急増に伴い、コンテンツではなく、顧客が王様なのだと、Relevance社創業者のChad Pollitt氏が発言しました。彼はコンテンツプロモーションに関するセッションで、驚くべきデータと共に、顧客を第一に考える必要性について提示してくれました。

Pollitt氏がセッション中に示したデータによると、毎日、1分間に571の新しいウェブサイトが開設され、1,895ブログ記事が更新され、35万件のツイートが投稿され、48時間分のYoutube動画がアップロードされています。このままのスピードだと2020年までに、インターネット上の情報は、現在と比べると500%増になると試算されています。このような『コンテンツ爆発』(Content Explosion)の中、とても優れたコンテンツを作ってもターゲットには届かない可能性が高まっているのだそうです。

つまり、沢山のコンテンツを作るだけでは充分ではありません。顧客の課題解決へ貢献できるコンテンツを作り、そのコンテンツを最適なタイミングに最適な方法で顧客に届けることが重要になってきています。『良いコンテンツ』というのはマーケターが決めることではなく、顧客が決めることです。そのため、作ったコンテンツを顧客の目に触れさせるようなプロモーション施策が、とても重要になります。

Chad Pollitt氏はセッションの中で、これからはコンテンツを売り込みとしてではなく、ユーザーが欲しい情報として自然に目に止まるようにし、ユーザーにストレスを与えず情報を届ける『ネイティブ広告』の手法が、より注目されるようになると話していました。

実際にGoogle Trendで調べてみても、日本国内でも『ネイティブ広告』への注目が高まり、検索数も上昇していることが見て取れます。

日本国内でも多くの企業が、既にコンテンツの重要性に気づき、『ネイティブ広告』に取り組み始めているのではないでしょうか。

2.マーケティングはキャンペーンごとではなく、継続的なプロセスとして設計する

マーケティング施策は通常『キャンペーン』毎に分かれていますが、リードナーチャリングの時代では、マーケティング施策は顧客の継続的に変化していく購買活動に合わせるべきであると、Marketing Interactions社社長、Ardath Albee氏は提唱しています。コメントしました。Ardath Albee氏は『ペルソナ中心のリードナーチャリング』(Persona-driven lead-nurturing)というセッションでペルソナ作成の大切さとそのペルソナの行動の変動に応えられるようなリードナーチャリングについて説明してくれました。

Marketing Interactions社社長、Ardath Albee氏

(Content Marketing Worldの公式Facebookページから引用)

Marketing Interactions社は大手企業から中小企業までウェブマーケティングのコンサルティングサービスを提供している会社です。Ardath Albee氏は様々なBtoB企業のクライアントと仕事をした経験から、『BtoB企業の購買活動はとても長く複雑であり、さらに長期的にナーチャリングする必要がある。』と語りました。BtoBの購買プロセスは導入するまでに情報収集と比較検討フェーズが長く、複数の決裁者が存在します。
そのため、マーケティング活動が、期間限定のキャンペーンに分かれると、キャンペーンとキャンペーンの間に『死の空間』(Dead Air)が生まれ、例えその時お客様側で検討フェーズが1歩進んだとしても、販売企業側は把握できない可能性が出てしまいます。
つまり、コンテンツを通じて常に顧客とコミュニケーションをし、検討状況を把握し導入活動まで育成していく必要があります。コンテンツマーケティングを実施するにあたり大事なことは、ペルソナごとにカスタマージャーニーを描き、そのカスタマージャーニー上のどのポイントでも接触できることを念頭に、コンセプトを決め、コンテンツを継続的に提供することです。

最後に、コンテンツマーケティングワールド全体を通じての気づきを紹介します。

3.自社主催イベントも大きなコンテンツのひとつ

Content Marketing Worldのコンテンツ

出典:(Content Marketing Worldの公式Facebookページから引用)

コンテンツマーケティングワールドに参加したことで、楽しいイベントもひとつの大きなコンテンツだと気づきました。このイベントではキーノートやセッション等に加え、ゲームショーやコンサート、パーティー等のレクリエーション活動も沢山準備されていました。さらには、カンファレンスのスケジュール管理用のスマートフォーンアプリを使いながら、参加したいセッションに参加し、休みたい時にはパソコンと携帯の充電ができるラウンジのような休憩室で、無料のドリンクバーなども使いながらリフレッシュすることもできました。参加者としては自分のために作られたコンテンツであるとを肌で感じることが出来、とても快適な体験でした。

この楽しいイベントを体験することにより、私と多くの参加者は、コンテンツマーケティングワールド主催社のContent Marketing Instituteの大ファンになりました。この記事を書いていること自体が、その証拠です。

日本では『コンテンツマーケティング=ウェブコンテンツ』という考え方が一般的かもしれませんが、コンテンツはウェブ領域に限らず、リアルなイベントもコンテンツ戦略に含まれていると改めて感じました。イベントへの満足度が高ければ、参加者ひとり1人は口コミやウェブコンテンツを通じてイベントの伝播者となり、結果、主催企業の知名度向上だけではなく、次のイベントの集客を目的とした、新たなるリードジェネレーションとリードナーチャリングにも効果を発揮していくと思われます。

当たり前のことをお伝えしているように感じられると思いますが、私がお伝えしたいのは、一般的なセミナーや勉強会などではなく、『よく準備された、参加者にとって楽しく有意義な時間となるイベント』を企画し、開催することが、非常に大切であると感じたということです。それを企画するためには様々な協力会社が必要であり、ビジネスとしての費用対効果を計測することも重要であり、そのためのKPIの設定も大切です。

4.コンテンツマーケティングを考える前に、購買プロセスを考えることが重要

コンテンツマーケティングについて知れば知るほど、コンテンツマーケティングは手段である前に、マーケティングに対してのスタンスであると感じます。相手の立場に立って考えること、顧客の期待以上に価値のあるものを提供すること、それはおもてなしの精神と変わらないのではないかと思います。おもてなしと言えば、アメリカ人ではなく、日本人のほうが上手いはずです。しかし、現在の日本企業のマーケティングのやり方では、『ものを売る』にフォーカスしている場合が、まだ多いのではないかと個人的には感じています。

アメリカの企業が作った『コンテンツマーケティング』や『インバウンドマーケティング』等の概念は、その名前の違いはありますが、それぞれの本質は自社PRよりも相手の課題解決にフォーカスをすることを基本としています。
時代と共にマーケティングの方法も変わっており、顧客に価値のあるコンテンツを提供しないと注目を集められないだけではなく、企業活動が存続できない時代になってきていると思われます。その結果、コンテンツマーケティングという概念が生まれたのではないでしょうか?

私もイベントに参加していた多くのマーケターも、様々なセッション等に参加してマーケティングに対する意識が上がったとしても、会社に戻ったら目の前の業務で手一杯になり、何も改善行動に繋がらないことが多いのかもしれません。Joe Pulizzi氏もその心理をよく理解していました。そのため、カンファレンスのクロージングスピーチで彼は、こう語りました。

『あなたはこのカンファレンスから会社へ戻ったら、今と同じやり方を続けますか?それとも変革を起こしますか?』

マーケティング手段の変更に限らず、何か組織を動かすことはとても難しく時間がかかりますが、私は、このJoe Pulizzi氏の言葉を胸に、変革を起こすという困難に挑戦したいと思います。 

皆様はどちらを選びますか?

vi
著者:株式会社イノベーション Dao Yen Vi
2015年、株式会社イノベーションに入社。
海外事業・新規事業担当として、マーケティング関連、
特にコンテンツマーケティングについて勉強中。
目標は、自国のベトナムと世界の架け橋になること。

コンテンツマーケティングを始める前に 最低限知っておくべき3つのポイント

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