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 OneToOneマーケティング(ワンツーワンマーケティング)

第3回:ONE TO ONE(ワンツーワン)マーケティング

今回は、「ONETOONEマーケティング」について述べてみます。('02-5-13 Update)

1.「ONETOONEマーケティング」の定義

個人情報保護法 はじめの「ONE」は売り手、後の「ONE」はお客様を意味し仮に日本語訳すると「1対1の営業活動」になるでしょうか? 「お客様や市場をしっかり把握して、お客様ごとに営業・マーケティング活動ををしていこう。」ということです。 一般的なビジネス(商売)は、売り手は1社で買い手は多数ですから、1対多になります。売り側の営業マンの個別性を考慮すれば 多対多といえるかもしれません。
これを「1対1」で行おうというのですから、売り手側は大変です。お客様や市場を知らないといけません。 例えば馴染みのショップで「こんにちは○○さん」といわれる感じの構築です。小さい店舗であれば何とかなりますが、 これを全社や全営業マンで行おうと思うと大変です。 本当にできるのか?という意見をよく聞きます。コストが無限であれば、お客様1社(1人)に1名の営業マンを担当してもらい、 そのお客様のことだけを考え提案すれば、実現できるかもしれません。お客様は、大変大きな満足を得られるでしょう。 取引金額が大きく継続性がある商品は、このフォーメーションはとれるでしょう。ただ、そうでない商品やサービスの場合には そういうわけにいきません。これを低コストで実施し継続させるのが、マーケッターの腕の見せ所なのです。

2.日々の営業活動で見られる「ワンツーワンマーケティング」の例

以下の3つの例を挙げて解説します。

  1. インターネットでの「ワンツーワンマーケティング
  2. テレマーケティングでの「ワンツーワンマーケティング
  3. 直販営業における「ワンツーワンマーケティング
<インターネット>
インターネットの出現とともに、この「ワンツーワンマーケティング」という言葉を聞くようになったと思います。 では、インターネットとは、どのような関係があるのでしょうか?インターネットの特性は
  • 見る人や時間を限定しない。「地域」「時間」「年齢」「性別」などにかかわらず広く告知できる。
  • 工夫次第で他のメディアと比較して伝達コストを下げることができる。
  • 各ネット広告や電子メールを活用することで特定の人に直接的にPRすることもできる。
  • 情報伝達の際、変更や追加などをタイムリーに行うことが可能。
  • 双方向性(インタラクティブ)に優れる。
  • データベース連動のシステムを活用することで自動的に「1対1」で情報配信が可能。
特にシステム構築によってワンツーワンの情報提供をすることができるため、運用コストをかけずに「ONETOONEっぽく」みせることが 可能です。たとえば「CD NOW」(http://www.cdnow.co.jp/) や「amazon.com」(http://www.amazon.co.jp/)は 有名です。顧客の購買履歴に応じた電子メールやネットでの配信をシステムとして早い時期から取り入れています。顧客はあたかも 自分だけに紹介してもらうような感じを受け、それがリピートにつながります。このようにインターネットをうまく活用すれば継続した 「ワンツーワンマーケティング」が可能になります。
ただ、これらのONE TO ONEの仕組みはあたかもシステムであり、これが自動的に行われているとお客様が知れば知るほど 「自分だけに紹介してもらう」といった気持ちは冷めていきます。お客様はとっても難しいのです。

<テレマーケティング>
インバウンドテレマーケティングでは、最近のDBやCRM、CTIシステムの発達によって個人情報の他に 「購買履歴」や「問い合わせ履歴」をデータベースで管理して「あなただけの対応」が行われています。 特に通信販売会社などでは、事業にはなくてはならないものになっています。
ただ、一般の会社は顧客の数も多くないですし、問い合わせも少なくシステムを開発するまでもありません。 ここでは、アウトバウンドテレマーケティングの例をとってみましょう。
既存顧客向けのテレマーケティングであれば、名刺情報の他に何らかの情報はあるはずです。 過去の購買履歴や接触履歴をもとに「ONE TO ONEっぽく」テレマーケティングすることは可能です。 「2001年10月に△△をお使いいただきありがとうございました。・・・」当然お客様は親近感を覚えます。 そうすることでテレマーケティングの効果も変わってきます。ただデータがないと「ぽさ」は薄くなります。 やはり顧客情報管理は重要です。
新規顧客向けのテレマーケティングも工夫次第で「ONE TO ONEっぽく」行うことは可能です。 当社のテレマーケティングでは、新規顧客へのテレマーケティングもできる限りお客様をWEBなどで調べてテレマーケティングを行う努力をしています。 。

<訪問>
最近当社に来られた「採用広告代理店」の新人営業マンA君の例です。A君は、採用媒体の説明や他媒体の比較も ツールを使ってわかり易く説明してくれました。ただ問題は「当社の業務内容を調べてこなかった。」のです。 ようするにA君の担当している他の会社とまったく同じ説明を受けたのです。 これでは1対多の印象を受けざるを得ません。当社のWEBサイトを3分でもみて同業の事例などを説明していれば そのように思わなかったのですが・・・
実は当社の営業マンへは、必ずお客様のホームページのコピーをプリントして訪問時に机の上に置く様に指示をしています。 これを徹底することで「労力(コスト)」をかけずに「ONE TO ONEっぽく」見せることが可能です。お客様は 自分の会社のHPをコピーしてくる営業マンに親近感を覚えるものです。

今回お伝えしたかったことは、コストをかけずに「ONE TO ONEっぽく」見せる工夫をしましょう!ということです。 See you next.(筆:富田)

営業ノウハウバックナンバー

第01回〜第20回
第1回:新規設立法人データの上手な使いかた('01-7-28 Update)
第2回:顧客開拓 顧客獲得にかけるパワー配分('01-10-22 Update)
第3回:ワンツーワンマーケティングを実施するには ('02-5-13 Update)
第4回: お客様は神様?「売る側と買う側はどちらが偉い?」('02-8-5Update)
第5回:インターネットを活用した売れる仕組みの3つのハードル('02-10-22 Update)
第6回:「クリック&モルタル」!?国会見学('02-12-24Update)
第7回:貧乏マーケティングの薦め。当社のSEMの事例('03-3-17Update)
第8回:新規顧客開拓の考察('03/6/17 Update)
第9回:飲食店で学ぶ顧客満足('03/8/5 Update)
第10回:費用対効果の価値基準('04/2/24 Update)
第11回:電子メールと電話の使い分けの('04/6/15Update)
第12回:マーケティングにおける選択と集中('04/10/7Update)
第13回:ビジネスブログの薦め('04/11/12Update)
第14回:感動の営業('05/1/4Update)
第15回:売れる組織作り('05/4/6Update)
第16回:個人情報保護法配下のマーケティング('05/7/4Update)
第17回:SEMとLPOの考察('06/8/9Update)
第18回:お客様の立場に立つということ('06/8/30Update)
第19回:営業マンはアポを取るな('07/2/2Update)
第20回:営業される側の視点から学ぶ('07/9/28Update)
第21回〜第40回
第21回:営業される側の視点から学ぶ2('07/11/1Update)
第22回:中堅企業・SMB市場を攻める仕組み('07/12/26Update)
第23回:キーマンを会う気にさせるテクニック('08/1/18Update)
第24回:受付突破のテクニック('08/5/12Update)
第25回:新規テレアポのテクニック('08/6/30Update)
第26回:アイドマからアイシーズの時代へ('08/8/1Update)
第27回:企業理念の浸透〜inno-ismの例('08/8/28Update)
第28回:最適なマーケティング施策のポートフォリオ('08/12/25Update)
第29回:年度末の売上を少しでも確保('09/1/30Update)
第30回:情報の捉え方と決断の仕方('09/5/25Update)
第31回:イグアナに学ぶ変化への対応('09/6/23Update)
第32回:ハインリッヒの法則('09/7/27Update)
第33回:今、改めて考える。サービス業における顧客満足とは?('09/8/21Update)
第34回:組織で高めるアポイント力('09/9/15Update)
第35回:2009年下期 不況期でのマーケティング施策('09/10/26Update)
第36回:政権交代とマーケティング('09/11/25Update)
第37回:成長できる目標設定のコツ('09/12/16Update)
第38回:年始に行うべきこと('10/01/13Update)
第39回:ビジネスは矛盾があるから面白い('10/01/28Update)
第40回:新規顧客の開拓か?既存顧客の維持か?('10/02/04Update)
第41回〜第60回
第41回:勉強会から見えた『リーダーに求められる11のスキル』('10/02/18Update)
第42回:〜新入社員がやってくる 第一部〜「新入社員を迎える為の心構え」('10/03/04Update)
第43回:〜新入社員がやってくる 第二部〜「新入社員は会社を変える」('10/03/17Update)
第44回:歴史に学ぶ強い組織づくり('10/04/13Update)
第45回:よりよいビジネスライフのために('10/04/27Update)
第46回:ゼロベース思考の力('10/05/12Update)
第47回:ドラッカーから学ぶコミュニケーションの原則('10/05/25Update)
第48回:最小限の時間で『勝つ』提案書を作る('10/06/08Update)
第49回:3分でわかる『ナーチャリング』入門('10/06/22Update)
第50回:〜ストックデールの逆説〜 試合で勝つ為に必要なこと('10/07/06Update)
第51回:新卒3年目、12ヶ月連続目標達成し続ける当社営業マンの特徴('10/07/21Update)
第52回:最近感動したことは何ですか?〜バイラルマーケティング入門〜('10/08/03Update)
第53回:坂本龍馬に学ぶ会社経営の本質('10/08/17Update)
第54回:生存率0.5%時代をどう生き残るか('10/09/07Update)
第55回:1秒がもたらす変化('10/09/28Update)
第56回:なぜ権限委譲は難しいのか?('10/10/05Update)
第57回:ビジネスと同じようにエコに取り組む時代へ('10/10/19Update)
第58回:部門間情報共有の仕組みづくり〜当社事例のご紹介〜('10/11/02Update)
第59回:toDO管理と時間の活用術('10/11/16Update)
第60回:顧客満足を得る難しさ('10/12/07Update)
第61回〜第80回
第61回:日経MJヒット商品番付から見える世の中の変化('10/12/21Update)
第62回:チャレンジ('11/01/11Update)
第63回:ソーシャル・ネットワークのグローバル化('11/01/25Update)
第64回:クレドの浸透について('11/02/01Update)
第65回:季節行事を通して見える市場創造について('11/02/15Update)
第66回:伝えることと、伝わること('11/03/02Update)
第67回:愛をもってしっかり叱ろう('11/04/19Update)
第68回:ビジネスは複雑だから面白い('11/05/10Update)
第69回:シンプル・シンキングのすすめ('11/05/24Update)
第70回:良い会社の定義('11/06/07Update)
第71回:人間力を高める('11/06/21Update)
第72回:ビジネスモデルと人('11/07/05Update)
第73回:テレマーケティングの本当の意味?('11/07/19Update)
第74回:素晴らしい出会いのために('11/08/02Update)
第75回:会社とはだれか?('11/08/16Update)
第76回:言葉づかいを正しくすること('11/09/06Update)
第77回:多面評価制度『270度チェック』について('11/09/20Update)
第78回:効果を生む教育の2つのポイント('11/10/04Update)
第79回:イノベーションの社内行事について('11/10/18Update)
第80回:BtoBにおける、ソーシャルメディア活用のポイント('11/11/01Update)
第81回〜
第81回:企業理念浸透の難しさ('11/11/15Update)
第82回:自責の人になる('11/12/06Update)
第83回:身だしなみや言葉遣いの重要性('11/12/20Update)
第84回:千里の道も一歩から('12/01/10Update)
第85回:経済状況から見る企業の今後の在り方('12/01/24Update)
第86回:プロダクト営業とソリューション営業について('12/02/07Update)
第87回:プロフェッショナルとお客様視点('12/02/21Update)
第88回:より良いビジネスライフのために('12/03/06Update)
第89回:老舗企業から届いた感動のお手紙('12/03/21Update)
第90回:経営計画のテーマ"4つの約束"について('12/04/17Update)

Case Study
成功事例


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